まあ、このゲームが登場した際にはシステムに斬新さがないとか、パスグロに比べてディテールが甘いとかいう批判がくるような気がしますが、実際にプレイしてみると面白い。困ったことにほんとに面白かった。
ただしその面白さの方向はゲーム的なものだったりします。今回はカードに相手のカードをキャンセルするカードが無く、相手の行動に対処する方法がないとお互いに罠に引っかかりまくりで一喜一憂しまくりです。
プレイ後、カードの効果を組み合わせて集中使用するとパリが１ターンで陥落する可能性が３３．３％あることが解り、どうやってこの問題を調整すべきか数時間話し合いとなりました。テストプレイならではの風景で誰も発見したことのない特殊な状況にどうやって対処するか話し合うのは本当に楽しい経験になります。
昔レックカンパニーでの話しでゲームはプレイテスト中が一番楽しいという話がありましたが同意見です。具体的にどのゲームか言いませんが、テストプレイをしてみるとルールに盲点があり、私がそれを付いてプレイするとゲームバランスが崩壊してしまったのですが、そのゲームが発売されるや結構評判が良くて意外な思いをしたこともあります。（ブログで紹介していないゲームの話です）
西部戦線はゲームの攻撃目標に選択肢があまりなく、プレイの幅が狭く、逆に東部戦線は行動の選択肢が多くゲーム難易度が高いそうです。作戦研究という面では東部戦線が面白そうです。まあ、作戦というよりカードコンボの研究という形になる場合もおおいでしょうが