竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記/ハート出版
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私の子供の頃の夢は、


防衛省への入省もしくは通訳だった。


理由は”争いを解消したいから”。


なぜに戦争はなくならないのだろうか?


いつもそう考えていた。







きっと、言葉が通じないから行き違いで戦争になるのだ、とか


止めさせるためには”虎穴に入らずんば”だ、とか


そういう理由だった。


でも今になってそうではないことが分かった。


「陰謀論」とか、情報場ではいろもの扱いをされることが多いが


実は遥か長い期間をかけて、確実に戦争を起こす計画がある。


それは別に、大国間だけのいざこざだけではない。


個人間での争いも立派な”戦争”なのだ。




今、韓国は世界に対し、こつこつと従軍慰安婦”問題”を展開している。


それに対し、日本のネット上では冷めた見方や、それに惑わされる各国の人びとを


高みの見物でバカにしているが、実はそれは大きな間違いだ。




政局を動かしてきたその裏には、必ず金や利害関係がある。


大金を積まれたり、お互いの利害関係が一致すれば、その方向へ一気に傾く。


いまだに敵国条項から抜け出せない日本が、世界の先進国足らしめたのはなぜか。


G7(当時)に唯一黄色人種の国が参加できたのはなぜか。


当然ながら利害関係があるからである。




今の韓国は、日本のネット界が思うより賢い。


もちろん、遺伝子的に欠陥があったりする部分もあるようだが、


コツコツと世界展開している韓国のやり方は賢い。




そして何より、どんな事情があるにせよ、


従軍慰安婦として連行され、そのような憂き目にあった個人からすると


国家間で問題が解決されたと言っても全然納得できないのは然りだろう。


半島の業者が無理やり連行しようが、だまそうが、親に売られようが、


当人たちが相手をしたのは紛れもなく日本の軍服を着た人たちなのだ。




中にはそもそもの"洋公主"(半島の売春婦)も居ただろう。


だがすべてではない。


いくら大金に目がくらんで募集に乗ったとはいえ、


体を売らなければならないなんて本人たちは知る由もない。


想像も出来なかっただろう。




後の世代から見るとまるっきりおバカなのだが、


当時の半島はとにかく貧しく、女性は人間扱いされず、


糞尿と共に生きてきた人たちだ。


そんな人たちに"騙されるな"とか"普通わかるだろう"と言ったところで


理解できるはずもない。


そんな人々に慰安婦問題の正論をぶつけたところで理解できるわけがないのだ。





もう一度冷静に見てみよう。




彼女たちは日韓基本条約などという、政治的な問題を理解できるのだろうか。


そして、日本の社民党や民主党の政治家たちが彼女たちを焚き付けて起こした問題を、彼女たちが理解できるのだろうか。






そして私たちは、世界が"金"と"利害関係"で動いていることを理解できているだろうか。



正しく糾弾すべきは、当時の日本の政治を貶めようと画策した、社民党や民主党の人びとではないか。