犬も歩けば棒に当たる
出過ぎると思わぬ災難に遭うという意味と、
何かをやっていれば思わぬ幸運に出くわすという
２つの意味があります。
犬は三日の恩を三年忘れず
犬は三日養われると、
三年は恩を忘れないというぐらいなのだから、
人間も恩を忘れてはいけないということ。
犬も他所（よそ）負け
犬は自分の縄張りでは強く出ることがきても、
他の土地ではそうはいかないことから、
地元で威張っている人のこと。
内弁慶。
犬の川端歩き
犬が川の縁を歩いて
食べ物にありつこうとするように、
何の目的もなくブラブラとうろつきまわること。
また、奔走しても無駄に終わること。
犬の一年は三日
犬は人間に比べて
あっという間に成長することから、
成長が早いことのたとえ。
犬に論語
わからない者に道理を説いても
無駄だということ。
「犬に念仏、猫に経」も同じ。
犬が西向きゃ尾は東
わかりきったこと、当たり前のこと。
当たり前なのに、
新しいことのように強調されること。
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
誰かが言ったいい加減なことでも、
世間が事実としていい広めてしまうこと。
一匹の犬が吠えると、
他の犬も吠え出すことから。
飼い犬に手を噛まれる
可愛がっていた者から
思いがけない裏切りや仕打ちを受けること。
犬も頼めば糞食わず
犬は自分のウンチを
食べてしまうことがありますが、
人から無理に食べろと言われても
食べないことから、
自発的にやるには抵抗がなくても、
他人に言われるとやらないということ。
尾を振る犬は叩かれず
従順な人や愛想が良い人は、
人からひどい仕打ちを
受けることがないということ。
犬も朋輩（ほうばい）、鷹も朋輩
鷹狩りも時に犬と鷹が協力したように、
同じ主人を持つ者同士、
仲良くしようという意味。
垣堅くして犬入らず
垣根にゆるみがなければ
野良犬は入ってこないという意味。
家庭に揉め事がなく和やかに
暮らしていれば、
外からそれを乱す者が
入ってくることはないということ。
犬猿の仲
犬と猿の仲の悪さから、
仲が悪い関係のたとえ。
蜀犬（しょっけん）日に吠ゆ
中国の蜀地方は、
山深く霧が出て日照時間が短く、
たまに日が出ると
犬が怪しんで吠えたことから、
無知なために、
当たり前のことを怪しんで恐れること。
見識の狭い人が、
他人の優れた言動を疑って非難すること。
杖の下に回る犬は打てぬ
頼ってくる相手を
邪険にできないという意味。
狡兎（こうと）死して
走狗（そうく）烹（に）らる
役に立つものでも、
不要になってしまえば捨てられること。
「狡兎」はすばしっこいウサギ、
「走狗」は猟犬。
ウサギが捕りつくされてしまえば、
猟犬は不要になって
煮て食べられてしまうということから。
虎を描いて狗（いぬ）に類す
恐ろしい虎を描いたつもりが、
犬にしか見えないことから、
優れた人物をまねしようとして
力が及ばずに失敗すること。
夫婦喧嘩は犬も食わぬ
何でも食べる犬でも
夫婦喧嘩に見向きもしないことから、
夫婦喧嘩に周りが構う必要はないということ。
煩悩の犬は追えども去らず
犬がまとわりついて離れないように、
煩悩を追い払うのは
難しいということ。
吠える犬は噛みつかぬ
口先ばかりで、
実際は何の力もない者のこと。
負け犬の遠吠え
臆病な者や力の弱い者が
敵わない相手の陰口を言ったり、
陰で虚勢を張ったりすること。
喪家（そうか）の狗（いぬ）
喪中の家では、
犬はご飯も貰えずに痩せ衰えることから、
元氣がない人、やつれ果てた人のこと。
羊頭（ようとう）を懸けて
狗肉（くに苦）を売る
表に羊の頭を吊るしておいて、
実際は犬の肉を売っていることから、
見せかけばかりが立派で、
中身は劣っているということ。
犬牙相制（けんぎそうせい）
犬の牙が噛み合うように、
国境を入り組ませて
お互いに牽制し合うこと。
鶏鳴狗盗（けいめいくとう）
品性がない、つまらない人間のこと。
また、つまらない芸でも
役に立つことあるということ。
中国の故事で、
犬のマネがうまい人間に皮衣を盗ませたり、
鶏の鳴き声をマネさせて
関所を抜けたことから。
犬馬之年（けんばのとし）
犬や馬のように大した功績を残すことなく
無駄に年を取ったということから、
自分の年齢を謙遜する言い方。
驢鳴犬吠（ろめいけんばい）
艪はロバのこと。
犬やロバが鳴くような
意味のない話、つまらない話のこと。
邑犬群吠（ゆうけんぐんばい）
邑は村のこと。
村の犬が群れて吠えるように、
小者が集まって騒ぎ立てること。
＜参考文献＞
ミニチュアシュナウザーの
Cindyちゃん
2007/11/25生まれの
女の子❤️
来月で15歳