舞台『国民の映画』 | BOXOUTの先生のblog

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もう15年?20年ぶりになるかしら?

白井晃さんとの久~しぶりの再会!


白井さんとは、彼がまだ電通にお勤めの頃…………

お芝居に専念するか、お仕事と両立させるかの瀬戸際にいらした頃からのお友だち♪


まだアタクシが目黒の豪邸?に住んでいた時代、

毎週土曜日の夜、ジムで、元カレ指導のタップダンスレッスンをみんなで受けて遊んでおりました♪


レッスンが終わったら、決まってアタクシの部屋に集まり、

終電時間前まで、飲んだり食べたりする…………というのが、ほとんど毎週~~

ああ、楽しかったな~~♪


あれから長~~い月日が経過して、

ナニゆえにして今なのか………

白井さんのご活躍は存じており、いつもいつも、気になってはいたものの、

なかなか舞台に足を運ばせる機会がありませんでした。


今、時がきた…………
のでしょうか?


ひょんなことから白井さんとのご縁を復活すべく神の計らいが、

錦糸町BOXOUTの生徒さんらによって、舞い込んできたのです☆


生徒さん、せっかくチケットを予約しておいたのに、偶然にもお二人共に所用でキャンセル!


……で、アタクシにそのチケットが回ってきたのでありました♪


いや~~♪

白井さん、最高!

腹くくって観に行った甲斐がありました♪


三谷幸喜氏は決して期待を裏切りませんね!


俳優の個性をうま~~く使いこなしておりました~♪


素晴らしい!



舞台は、ユダヤ人大量虐殺の時代が迫りくるドイツ……

ナチスの宣伝大臣ゲッベルズ(小日向文世)が主人公。

彼は、ナチスのプロパガンダに利用される映画の検閲を行なっています。


主人公を単に極悪非道人間に仕立てず、

ドジで女ったらしで『風と共に去りぬ』をこよなく愛するミーハー的な映画好き……にしちゃうところが、さすが三谷らしさを感じました。

それを小日向さんが申し分なく演じてくれるところがニクイ。


ゲッベルズは、『風と共に去りぬ』を越えるべく、最高のスタッフとキャストで、最高の映画を作ろうと、映画関係者たちを自宅パーティーに招きます。


しかし、呼んでもいない、親衛隊長ヒムラー(段田安則)と、空軍元師ゲーリング(キャー♪これが白井晃さん)が来たことで、目論見が狂っていく……というお話。



政治に取りつかれたナチス高官……という立場と、

政治に翻弄される映画人……という立場が

お互いに自分自身の身を守るために選択したものとは……



己の信念を貫き通すか、
もしくは、権力あるものに迎合するのか……


これは、時代を問わず、どこの国でもあること…………。


ハネケの衝撃的な映画『白いリボン』とこの舞台とが結びつきました。




舞台を観ながら、

核兵器を作るのも人間なら、

その作った人間の中にこそ、

実は核兵器の持つ恐ろしさが潜んでいる……と感じ、背筋が凍りつきました。





しかし、

白井さん、ヘルマン・ゲーリングにそっくり!

……というか、そのもの!

役作りに身体を大きく見せるために特殊なものを身体に付けてるんですって。


これがものすごく重たいんですって。




今回を機に、

今後、もっともっと、白井さんの作品を観に行こうって決めました☆