オーデションという魔物 | 坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba

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 9月 2日(月)
AM06:51-

昨日.....久しぶりに舞台を観に行った。








東京国際フォーラムで上演されている→【ドラキュラ】というミュージカル。

ちなみに、わたしはミュージカルが苦手である。

なのに、観に行った。

以前、わたしの芝居に出演してくれたことがある.....チェリーこと、櫻井貴之君が出演していたからだ。

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櫻井君.....頑張っておりました。









実は.....昨日は櫻井君に、半ば強引に招待されてのもの。

だって、ミュージカル苦手だし.....。

普段だったら、なんか嘘ついて断ってるし.....。

でも、昨日は行ってしまったのである。

というのも、櫻井君がわたしの作品に出演していた際、この作品のオーデションがあったようで.....。

で、「どうしたらいいですかね?」.....みたいなことを訊かれたような記憶がある。

で、わたしが言った言葉は.....「酔っ払って行っちゃえば」。

だった、ような.....。

で、素直な櫻井君は、酔っ払ったまではいかないが、もれなく二日酔いで向かったようで.....。

で、もれなく受かったとか。

ソレを恩義に感じての、ご招待だったという流れ.....。










まぁね、オーデションに受かったのはチェリーの実力に他ならないのです。

が、わたしがオーデションに行くことはほぼないのですが.....。

使われる立場、という意味では同じなわけで.....。

一方、オーデションする側の立場も持っているわけで.....。

で、よく相談されるんです。




「オーデション、どうすればいいですかね?」って.....。




で、わたしの返答は→「どうせ落ちるんだから、時に横柄でもいいから、自分らしく行けば」。

なので、ある。

オーデションとなると、皆、構える。

良い子に、なろうとする。

が、まともな演出家ならば.....良い子選びをしているわけでは、ないのだ。

粗削りでもいいから、可能性のある子と出会いたいと願うもの。

だからこそ、チェリーのように元々とても良い子ならば、更に良い子になる必要など、なにもない。

そんなことよりも、いかに自分の至らなさだったり、至らなさがあった上での可能性であったりを訴えた方が、よほど心に響く。








とにことから、チェリーはオーデションに受かったようで.....。

で、昨日、檜舞台に立つチェリーを観に行った.....次第。

やっぱり、嬉しいわよね。

まだまだ、だけど.....。

そこそこ、悪い子で演ってましたね。

来週の日曜日までやってるみたいなんで、興味のある方は観に行ってあげてくだちゃい。