2月18日(金)
AM04:04-
凄い.....雨だな。
昨日はマルちゃんの鼾で、今朝は雨音で目覚めてしまった。
わたしは.....子供の頃から【音が苦手】というか、【音に敏感】過ぎる傾向にある。
母が寮母をしていた為、寮生の方々と共同生活をしていたせいか.....。
わたしと兄の部屋は、母屋と隣接するように簡易で作られた離れだった。
それが、ちょうど寮生さん達が寛ぐ居間と壁一枚の位置関係となっており、麻雀の音だ、テレビの音だと.....熟睡するには困難な環境だったのである。
しかし.....そんな悪環境にもかかわらず、兄はスヤスヤと寝ていた。
かなり、羨ましかった。
わたしも兄を真似て、なんとか寝ようと、耳を枕にあてて塞いだり試行錯誤したのだが、なかなか寝つけず.....。
とった策が、寮生さん達がたむろする居間にズカズカと上がり込んで、なにも言わずにテレビのスイッチを切るという荒技だった。
今思えば、失礼な話である。
兄は.....よく眠る上に、眠り過ぎて遅刻の常習者だった。
わたしは、ソレにも憧れた。
何故ならば、わたしは寝つきが悪い上に、子供の頃から目覚めも異常によかったからである。
いや、目覚めがいいというのではなく、起きないといろいろなことが不安におもえて、起きざるおえない.....といった感じか。
要するに、神経質であり、気が小さいのである。
そうおもうと.....変わってないなぁ。
年齢と共に必要とする睡眠時間が減っていくのは、有る種、自然の摂理ともいえるが.....。
究極のマイナス思考というか、なにかの度に襲ってくる罪悪感のようなモノは、未だ消えていない。
子供の頃は些細な悪さはしょっちゅうしていたので理解できるのだが、いいおっさんになって、悪さなんてなかなかできない歳に到達しているというのに、ね。
真夜中に目覚めると.....痛切に【独り】を実感する時がある。
【独り】となると、【ひとり】よりも【孤独】を連想しがちだが、わたしはそこまでではない。
16歳の頃から家出同然で【独り暮らし】をしていたせいか、【独り】が当たり前になっている向きがあり、また、【独り】を必要としてしまっている自分がいたりする。
ただ、独りの場合、そうそうポジティブな思考には入りにくいが、そこまでネガティブでもない。
そこらへんの加減が、もしかしたらわたしには丁度いいぐらいの心地よさなのかもしれない。
とはいえ.....気がつけば我家には四人の息子というか、弟というか、男がいる。
なんだか知らないけど、賑やかになったなぁ.....。
我家に来たばかりの頃の.....高橋君である。
こんなに、鼻おっきかったのね。
っていうか、顔ちっちゃかったのね。
雨.....である。
散歩、嫌がるだろうなぁ.....。