刀を手に入れた私は完全なる浮かれポンチ。
札幌へ旅立つ間際まで、このサムライの魂である刀を持っていくことに何の疑問も抱かなかった。


そんな浮かれポンチにも、たまに冷静になる瞬間が訪れる。


これ、飛行機に持って入れるのか…


こんな時は頼りになるアノ人に聞こう。


夜中にLINEで送りつける。


これ、大丈夫?
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即答で「アウト」

そんな返信が返ってくる。


アノ人なら「大丈夫だよ!!」とノリで言ってくれると思っていただけに、予想外の冷静な返答に戸惑う。


やはりダメなのか。

アノ人「私の貸すから、置いてきな。」

この優しい声に甘えれば良かった。
何も危険を冒してまでわざわざ持って行く必要もない。
貸してもらえるなら、荷物も減るし助かるじゃないか。

しかし、なぜか素直に頷けない自分。

諦めたらそこで試合終了。

妙な(不必要な)使命感に駆られた私は


やれるだけやってみます。


そんな、謎な返信をして自分自身で刀を持参することを宣言した。

そして、念のため相方にも宣言した。

私、刀を持って行くから。

私の暴走に絶対にノーと言わない相方。
いつもありがとう。ごめん。

そうして、
特攻服、ナース服、法被の入った、ただでさえカオスな状態の荷物の中に刀をそっと入れた。

つづく。