五行詩(348):宇宙の片隅 | 五行詩人の散策

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ありふれた日常の中でふと思うこと、嬉しかったこと、切ない気持ちを五行で書いております。

歴史が残したゴミ溜めを

帽子の乞食が漁ってる


こいつはどえらい宝だと

一つの羽を持ち帰る


世界で最初の白い羽

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大切なもの、大切なこと それは普遍とは限らず

その時代、背景、思想によって 絶えず変化もしている


幼いころ、ずっと大事に抱えていた人形がいつの間にか押入れの隅に追いやられるように


不思議なことに、誰かが、思い出したかのように 過去の遺物に価値を見出すと

突然、それは誰にとっても価値があるように見え始める

・・・・時もある


世界の中心と思っていたところだって、所詮は宇宙の片隅


白い羽は永遠のように白かった・・・








花1

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※アニメーションgif は 「フリー素材 やすらぎ庵」さまから お借りしています。

http://www.yasuragian.com/




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