マイノリティとマジョリティを行ったり来たり

play-mom1234さん、コメント欄でNYのFIT（ファッション工科大学）の同窓会をお知らせ下さってありがとうございます！参加します！

そうなんです。

あまり言ってないのですが

かつてファッションを大学で学びました。

メトロポリタン美術館で一日中デッサンしたり、

三宅一生さんのファッションショーで編集者さんのアテンド係をしたり、

嗚呼、自慢の思い出が止まりません。すみません。これでやめます。あとは同窓会でします。

ところで

FITでは重要なことを学びました。

この大学ではgayがマジョリティでした。gayであることはとにかくカッコ良かったのです。葛藤を抱え自分と向き合ってきたからこそ感性豊かで繊細で才能にあふれている、そんなgay先輩達がみんなの憧れの的でした。学食でもキラキラした存在でした。

私はというとストレートで且つアジア人というマイノリティ。先輩のマネしたいなぁと見惚れていました。

この大学に通ったことでマジョリティ、マイノリティは集団によって入れ替わるのだということを知りました。

今は日本でもLGBTQi+が広く認識され、多様性の効用を理解している組織が増えたけれど、

まだまだ足りないと当事者の方々は訴えています。

「たまたま自分がその集団ではマジョリティであるだけなのに、自分が優位に立っていると感じてマイノリティを差別する」

これは人間に元々備わっている心理過程なのだと心理学では説きます。

私はマジョリティであることもあれば、マイノリティに属することも多々あります。集団心理の残酷さは何度も経験しました。

だからこそ自分がマジョリティに属しているときはマイノリティの方の心情を想像する人間になりたい、

集団心理には流されたくない、

そう思っています。

良かったらこのラジオ番組も是非聴いてください