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堀の中の蛙

うつしよの
けしきはみずの写したる
ひかりとかげに
形はなくて

改めて名古屋城検定について説明をしておきたい。

検定は初期、中級、上級と分かれ、受験資格は特に設けていない。つまり、いきなり上級に挑戦することも可能なのだ。しかし上級は記述型で、しかも昨年までは特に参考書を設定しない形で(今年から新しく出版された書籍が参考書に初めてしていされた)己の名古屋の知識、いや愛が試される最高試練である。
中級初級は選択問答で、しかも初級はテキスト持ち込み可能と、なっていた。




なめていた
正直に言うとなめていた


今まで攻めた(訪問した)城は少なくなく、また名古屋城のツアーは幾度となく受けている。

楽勝っしょ!!!!!!!!(フラグ)





…と公式テキストもろくに読まないまま数日が経過したある日

名古屋城の『当日ツアー 』なるものを受けることにした。
詳細は以下。
https://ameblo.jp/busho-tai/entry-12531136846.html


毎年春と秋…行楽シーズンに合わせてやっておられるので、また機会があったらあなたも受けてみてほしい。

そしてなんとまあ幸運なことに、その日は利家様が案内をなさる日であった。


秋のはじめの、まだ紅葉も注意深く探さなければ見つけられない名古屋城。
集まった「少数精鋭」とも言える人数の参加者を前に利家様はこう問うた。

「お主ら、名古屋城検定受けるのか?」

さ、さすが戦伝大使!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さらにはご自身が受験される初級程度の問題を参加者に出しながら進んでくださる。

ありがてぇ……………………
ありがてぇんですけど…………………………


全く答えられない長吉…




丁寧に解説もしてくださる利家様の言葉を高速でメモしながら
そのありがたさに心のなかで平伏しながら
何度もくやしさを飲み込み進む…


くやしい…
何よりも、おごっていた自分が恥ずかしい!!!!!!!!




その日から、本気で勉強し始める長吉!
実は受験勉強なんてほとんどしたことがなかった長吉!
…ゆえに利家様に聞いてみる長吉!

長吉「勉強ってどのようにしたらよいのでしょうか」
利家様「とにかく過去問をやってみよ」

なるほど!!!!!!!!

事務局にお問い合わせすると過去問は買えるらしい。
…それはありがたい!!!!!!!!!!!!!!!!





もう、一瞬も猶予が無い中でどれだけ戦えられるのか。
長吉の挑戦はやっとこさ始まったのだった…


つづく

時は六月まで遡る。
名古屋城で行う武将隊忍者隊のパフォーマンス『サムライニンジャショー(または"演武")』にて
今年の名古屋城検定戦伝大使が発表されると同時に受験する階級も周知された。
武将隊の前田利家様と陣笠隊(足軽)の太助さん、そして忍者隊の忍び三平さん
忍者隊の頭領 服部半蔵様は去年初級に合格されているので中級のを受験されることとなったようで。

…わたしはその場に居なかったので"青いつぶやき機"ついったーで知ったのだが


いやまじか

推しか 

…推しか……




何年も名古屋城に通っていると、毎年名古屋城検定の名前を聞くし、受験されるお殿様の様子を見る。また受験する家臣(ファン)の話も聞く。長吉自身も受験することを考えたことが何度かあったが、なんだかんだ理由もなく見送り続けていく年月が過ぎていた。



いやしかし… 

推し…主君か………

(しつこい)


利家様はご自身では自分の知識を「雑多」と称されるが博識なお方であるし、蘇られて直ぐに孫子の兵法を諳じ詳しく解説されたことはもはや伝説。レジェンド権大納言。

また平時のお城出陣で行われる利家様の歴史座談は聞いていて惚れ惚れするものがあるなぁと常日頃考えていました。要するにあたまがどえらいええお方なんすよ。
そんなお方が、知識でぶん殴る戦である(表現が物騒)"検定"に挑戦されるとは…
純粋に興味がある…



が、仮に自分も受けるとして、
同じ初級を受けるのか、いきなり中級に挑戦するのか。それが問題だ。
同じ階級を受けるとすると、彼らと同じ部屋になる可能性が高い…?(数年前慶次様と受験された方は、試験開始前に慶次様が刀をしまうところを見たという話をしてくれた)

果たして集中できるのか

避けて中級を受けるのか

いっそのこと初級中級を受けるのか



そんなことを考えたりぼんやりしたりしていたら4ヶ月経っていた。

受験申し込み締め切りが近い。

そんなある日こんな動画が投稿された。

(名古屋おもてなし武将隊公式ツイッターより)

https://twitter.com/nagoyabushotai/status/1182571861986566144?s=20

 



……。

頭を叩けばちょろいちょろいと音がする系の家臣は
次の日あっさりと受験申し込みしましたとさ。

試験日まであと一ヶ月も無い。

名古屋城検定というものがある。

残念ながらこれを紹介するウェブページ等が存在しないのだが、「名古屋城やその城下、尾張藩の歴史や現在のようす」などが出題範囲である。
今年で(2019年)で初級は13回を数える、歴史は浅くない検定である。(個人の感想です)

そしてここを見てほしい。


名古屋おもてなし武将隊と服部半蔵忍者隊のメンバーが二人ずつ写っている。
彼らについてはここでの説明を省かせてもらうが、この四人は今年の名古屋城検定で"戦伝大使"として活躍していた。

そのなかでも金色の甲冑を身に付けた美丈夫…前田利家公…

推しです。



申し遅れました、わたしは「長吉」と名乗るもの。

数年前に名古屋おもてなし武将隊にはまり、それほどな頻度ではないけれども元気に名古屋城へ登城する、よくいる武将隊ファンの一人です。

そんな有象無象のひとりが、この名古屋城検定にどう向き合い、どう戦ったか
そこらへんを記していきたいと思います。






注釈
名古屋おもてなし武将隊……2009年名古屋市に爆誕した、名古屋の観光PRを目的に戦い続ける武士集団。名古屋に縁のある武将六名「織田信長様」「豊臣秀吉様」「徳川家康様」「前田利家様」「加藤清正様」「前田慶次様」とそれを強力に支える足軽"陣笠隊"四名の十名で構成される。観光PRの為に全国各地や海外へ遠征するほか、毎日名古屋城でおもてなしをする。
2019年11月30日に『10周年祭』が名古屋城であるので来てください。(ダイマ)

服部半蔵忍者隊……正式名は『徳川家康と服部半蔵忍者隊』本能寺の変の後、神君伊賀越で功を立てた"鳴海伊賀衆"の部隊。こちらは愛知県の観光PRが主な忍務。忍者らしいアクロバティックな演舞や「戦国の歴史」に基づいた忍術の披露などを軽やかに活動している。忍者隊も名古屋城で毎日おもてなしをしているので、いつでも名古屋城に来てください。