こんばんは
本日は薔薇を育てていて、ほぼ必ずかかる病気【黒星病】について自分の思ったこと、感じたことをまったりと書いていこうと思います
★黒星病とは★
黒星病は別名、黒点病とも呼ばれており、この病気の症状は、葉の表面に黒い点・のようなのがいくつも出てきます。(ちなみに黒い点が出てる時は、すでにその葉は重症状態)
そのまま感染したのを放置すると株全体の葉に広がり、感染した葉は段々と黄色くなり、やがて落葉します。
葉が落ちれば光合成ができなくなるので、樹の勢いが衰え、養分が蓄えられてない株とかだと枝が枯れたりもします。
★黒星病になる又は黒星病が広がる主な条件★
①20~25℃くらい
②5時間くらい葉が濡れている
以上の2つを満たしてる時
★黒星病になる原因★
土の中や空気中、水の中にいるカビの一種の【糸状菌】が、雨に濡れた葉や、雨粒が土に落ちて雨粒と一緒に葉裏に付着して、クチクラ層の壊れた箇所(=保護膜のなくなった古い葉のこと)から侵入し罹患。
★黒星病になる場所★
よく【土に一番近い場所の葉から症状が出る】と聞きますが、そういうときもあれば、
葉面散布などで葉が厚くなったりして、葉の上に水が貯まってしまい、空気中に浮遊してる糸状菌が、葉の上の水のとこに付いて結果、株の上の場所の葉が感染してしまうというケースもあります。(体験談)
★黒星病になったら★
時期にもよりますが基本的には、まず葉っぱを見て、黒い点があったら、その葉をむしり取ります。周辺の葉は症状が出てないだけでほぼ感染してるので、それらもむしり取ります。
落ちてる葉があればそれも処分します。(感染源になるため)
黒星病になったら葉をむしり取るので、前よりも葉が少なくなります。なので肥料は一旦ストップし、水は表面の土が乾いてからあげるといいです。(肥料焼け、根腐れを防止できます。)
リキダスやメネデール、カニガラエキスなどの活力剤はOK牧場🐄
※10月末頃に黒星病になった場合は、休眠期までに光合成させることは可能なので、あえて取らずにおくことをおすすめ。
尚、12月中旬頃には葉は全て取り除きます。
🐶ワンポイントアドバイス
翌年、2月末頃、芽吹く前にサプロールやトップジンMゾルで治療薬を一回やって、少し芽吹いてきたらダコニール1000やジマンダイセンなどの予防薬をやると、ほぼ黒星病にならずに最高のスタートがきれます🏃🌹
★生育期に黒星病になったら★
枯れた枝など以外は主に切らずに、葉を色々なところから出して光合成させます。蕾は取ります。
★大苗期に黒星病になったら★
一段下げる感じで少し枝を切って、
新芽がわらわらと出てきて蕾も出てきたら、咲かせます。
※蕾が沢山ついたなぁと感じた場合は、少し摘蕾してあげると、体力温存させてあげることにも繋がるので臨機応変に対応します。
★黒星病にならないための対策★
キチナーゼを分泌します。
土壌病害菌の糸状菌の細胞壁の主成分は
キチン質なので、キチナーゼによってキチン質を分解した結果、
糸状菌は細胞壁を破壊され殺菌されます。
なので土壌病害菌やセンチュウの被害を抑制します。
以上、黒星病について書きました。
スラムダンクの赤木が、
【リバウンドを制す者は試合を制す】
と言ってましたが、
これを薔薇の栽培に当てはめて言うなら、
【黒星病を制す者は薔薇栽培を制す】
という感じだとぶっちゃけ思います。
夏剪定も終わりましたし、コガネムシの幼虫対策でオルトランDX撒いたし、活力液もやったし、鉢増しも沢山したし、やっと落ち着いた感じ。
薔薇の成長と共に自分も成長しないとなぁということで、近々筋力増強トレーニングでもしますか。はい。
ということでここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた✋
羽鳥新ノ介でした🐦️
P.S 黒星病の話、、、ここまで書くのに約2時間30分くらいかかった😂