卒業旅行① | 『つぶれバッカス』 ハヤカワシンノスケ

『つぶれバッカス』 ハヤカワシンノスケ

当たり前の日常こそ素晴らしい。
日々の暮らしの中で感じる「喜・怒・哀・楽」を
キャッチーなメロディーに乗せて奏でます♪
アコースティックギター&ピアノのユニット
STARDUST SOUNDS ハヤカワ シンノスケのブログです♪

高校生の頃からの友人がお笑い芸人でしてアメブロやってます。
で、たまに昔話なんかを書いてます。

昨日、高校卒業旅行の話がめでたく完結したのですが
なにぶん10年以上前のことなので
僕の記憶と違うとこが若干あったり。

また、別行動も多かったので
僕サイドの話も残しておきたいなと思い
今日から数日間、高校卒業旅行の話を書いていきます。

まず友人のブログ↓を先に読んでおくと
さらに面白さが増すと思います。

俺達3人のどどすこブログ猛レース~砂川サンディ号~

それでは始まり始まり~

高校三年生の頃、夏くらいから急激に仲良くなった友人たちがいました。
いつからか僕らは僕らのことを「底辺」と呼ぶようになりました。
そのメンバーはこちら↓。

増本…とにかく企画をバシバシ立てる。行動する。
   パッション溢れすぎて時に溺れることもある男。
   後年、僕と一緒にバンドを組むことになる。

砂川…現、夜ふかしの会。
   増本と共に様々な企画を実行に移す。
   その当時から突っ込みのポジションではあるが
   意外と企画にはめられることも…。

ギャロ…もっとも社交的な男。
    しかし、顔バレを以上に恐れる。
    イケテナイイケメン。

ハヤカワ…僕です。
     普段はボーっとしてますが
     羞恥心のなさはぴか一でした。

以上、レギュラー。
以下、準レギュラー。

大重…現、夜ふかしの会。
   不思議。それに尽きる。
   はまると強いがはまらないとグダグダ。

ピーチ…筋肉質。一番の常識人。
    それなのにウェディングドレスが似合う。
    というか似合うという設定になっている。

そんな仲良し6人ですが
高校生活も終わりに近づいたある日
卒業旅行を計画します。

どこに行こうか、何をしようか、
そんなことを話していました。

しかし、僕はというと生まれながらのめんどくさがりやなので
そんなに乗り気ではなく、ホントに行くのか半信半疑でありました。

さらに花粉も辛くなっていたので、「そんなことより目痒いなぁ」
なんて全然関係ないことを考えていました。

ただ、増本の嬉々とした顔を見ると
「これはただの卒業旅行で済まないな」
そんな予感がしたのは間違いありません。

数日後…

突如発表がありました。

増本「3月○日、大阪の○○ホテル予約したからね」
砂川「別に来なくてもいいけどお金は払ってね」

僕(うわぁ、そういうことか…。目痒い)
ギャロ「まじかよゲロゲロ~」

ピーチ「みんなバラバラで行くってこと?」
大重「何?大阪?卒業旅行?どういうこと?」

増本「2人一組のチーム戦にしよう」
砂川「着くまでにかかったお金が一番少ないチームが勝ちだよ」

僕「チームっていったってどうやって決めるんだよ?」
ギャロ「そうだよゲロゲロ!」

ピーチ「ギャロとは組みたくないな」
大重「何?卒業旅行行くの?どこ行くの?」

増本「それじゃ担任のM先生に決めてもらおう」

砂川「いや、それは無理だろ」

増本「大丈夫、案があるんだまかせとけ!」

そう言った増本。
どんな作戦かと思ったら
ただ単純に先生にお願いする、というだけ。

そんなんじゃダメだ!と思ってたら…

M先生「うーん、わかったよ、しょうがないなぁ」

増本「ありがとうございます!!」
他5人「ありがとうございます!!」
増本「先生ついでに卒業式の最後のホームルームで発表してください!!」

バカかこいつは…。
チーム決めてくれるだけで十分じゃないか。
何故それ以上を求めるんだ?
こいつギャンブルで身を滅ぼすタイプだな。

するとM先生。
「うーん、わかったよ、しょうがないなぁ」

何がしょうがないのかわかりませんが
先生の気が変わらないうちに退散。

砂川「やったな、これで俺達心置きなく卒業できるな」
ピーチ「あとは卒業式を待つだけだな」

ギャロ「俺誰と同じチームなんだろう?ゲロゲロ~」
増本「少なくとも俺は嫌だよ」

大重「卒業旅行で大阪行くってことか、やっとわかったよ」

僕(大阪か、遠いな…。目痒いな)

それぞれ色々な想いを胸に
卒業式を迎えることになりました。

卒業/尾崎豊

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