

2人とも勝てて良かった。
清水選手は農大時代オリンピックの強化選手になり
日本チャンピョンの時に世界が狙えると注目されていた

だが前回内藤に負けて三回目の挑戦。
後がない…
だが
俺なんがが言ったら失礼だが…正直泥臭い試合だった
でも…長年の努力と勝ちたいと言う気持ちを世の中に伝えた良い試合だったと思う。
最後の男泣きがそう思わせた!!
俺も十代の後半はボクシングに青春時代の貴重な時間を使ってた

実はビートたけしの企画で全国からデビュー前の選手を300人集めて世界チャンピオンを育てよう

と…
その企画に参加して
俺もそのなかで最後まで残った8人の一人だった

当時は仕事もしながら朝かは走り込み

仕事が終わってからの二時間のキツイ練習

その時の
【明日の為のノート】
と勝手に名前を付けたノートを見ると只ヶ損得勘定抜きに頑張ってた自分を思い出す。
毎日少しづつ練習内容が上がっていた。
それでもどうしても勝てない奴が2人いて…
名前を出して悪いかな?
当時のオリンピック選手の弟の松島
大学のボクシング部で活躍中だった飯田
俺はと言うと,無名ジムの暴走族の兄ちゃん

スタートで負けていたが、それでも三年間は頑張ったつもりだ!
たが結局俺一人だけボクシングを諦めた。
少し悔しさが残った!
だから負けたく無かった!
その気持ちで仕事に頑張れたのかもしれない
数年が過ぎ松島が日本チャンピオンになり、ファミコンのカセットに写真が載っていた

だが…俺も23歳で会社をつくり負けた気はしなかった

と…
小さな俺の中で意地っぱりが、そう思わせていた。
そして俺は26歳で

その年に飯田は世界チャンピオンに輝いた

昨日の清水選手と同じ泥臭い試合だったが、感動して泣いた!!
やっぱり2人には勝てなかったと確認が出来た

当時の判断は間違って無かったのだと思った…
なぜか急に昨日の清水選手を見て思い出した昔の話。
今は家族や社員にも恵まれ幸せだ!
何でも勝った負けたでは無いと40歳で初めて気付いた

でも…
勝手にチャンピオン達をライバルと思っていた俺も少しバカだけど誇らしい…
と自分で思う。