酸化銅の還元 | 稲葉紳一のブログ

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酸化銅の還元

 酸化銅に炭(炭素)を混ぜて、それを試験管に入れて加熱すると、酸化銅に化合している酸素が炭素に奪い取られ、二酸化炭素になって出てくる。

 動画の中にあるように、試験管内が赤くなっている時があるが、これは、炭素が燃えて(燃焼して)いるのである。炭素が燃えるには酸素が必要だが、その酸素は酸化銅から奪い取っているのである。そして燃えた結果、二酸化炭素が発生しているのである。

 その二酸化炭素がガラス管とゴム管を通って石灰水を白く濁らせている。そして、赤熱した後の物質を試験管から取り出すと、写真のような銅ができている。

 製鉄所でも同じ原理で、鉄鉱石(酸化鉄)を還元して鉄を作り出している。その結果、多くの二酸化炭素が排出されている。そのため、製鉄所の周囲には多くの樹木が植えられ、少しでも温室効果に対してマイナスになるよう努力をしてくれている。

写真の説明はありません。

 

 

 動画は、発生する二酸化炭素によって石灰水が白く濁ることが確認できた後、ガラス管を石灰水から抜いてからの動画です。

写真の説明はありません。