「緊張が高まっている」と自分が言っている相手に対して、「必要なのは対話ではなく圧力だ」と、公の場で国際社会に表明する。それがより「緊張を高める」ことが、もし解らないなら、そもそも政治家たる素養はない。
ではなぜ敢えてそんな行動をとるか。勿論一つは、アメリカへの忠誠だ。アメリカが国際社会で叩く相手は、一緒に叩かなければ忠犬としての名が廃る。
もう一つは・・・
相手を挑発しわざわざ緊張を高めることで、「危機」を理由にして自身の願望を押し通す。武力行使ができる国を作り、それを以て国際社会での発言力を高める。「危機」を全面に出せば、「国民を守るため」との「大義」に誰しも反論はし辛くなる。歴史の教科書に載っている過去の人類の過ちそのものである。
自分達の不祥事を隠し、借金だらけの中防衛費を増額し、自身の彼岸の政策を実現するためなら、自ら「危機」を作り出す。見事な政治手腕だ。
「共生共栄の世界を実現する国、日本」 シン・日本会議