子供達がまだ小学生だった頃。
あの時、旦那が本当に突然、
「明日、ディズニー行こう。チケット買え」
と言い出して。
そりゃあ、びっくりで(笑)
「でも、日帰りでな」
とのことで、それは残念だったけど。
「交通費は全部俺が出すから、家計からはチケット代と飲食代だけ出して」
どうしたんだ、旦那。
旦那の気が変わらないうちにチケットを購入。
子供達にはディズニーに行くことは内緒にした。
どこに行くのか内緒のまま、
「ちょっと遠くに行くから、早起き頑張ろうね」
と朝5時起きして。
「どこ行くの?」
「遠くってどのくらい?」
しつこく聞いてくる2人をうまくごまかして、教えないまま出発して。
途中、ヒントだけ頂戴と言われたので、
「ちょっと危ないとこもあるから、溺れないでね」
「え?海?海行くの?」
「高いとこから落ちないようにね」
「山じゃない?山登り?」
「怖い動物もいるから、食べられないようにね」
「え〜!?」
「え〜!?」
って(笑)
そのうち、スカイツリーが見えて来た時に、娘が、
「…もしかしてディズニーじゃない?ディズニーかも」
と言ったけれど、
「え、ディズニーに日帰りで行ける訳ないじゃん。違うよ」
と息子が。
「そっかぁ…そうだよね…日帰りできないよね…」
いや、日帰りします(笑)
もう、子供達の会話が可愛くて、面白くて。
旦那とニヤニヤして。
そのうち、ディズニーランドホテルが右手に見えた時、子供達は驚いて言葉なくしてました(笑)
駐車場に入る時に、やっとネタばらし。
2人とも、すっごく喜んでくれてたなぁ。
で、この時なんと。
買ったお土産を全部ベンチに置き忘れるという失態をおかしまして(旦那がね)
娘と2人で落とし物として届いてないかと、インフォメーションセンターに行ったんですよ。
さすが夢の国で、置き忘れた物は全て届いてました。
その時、手続きをして下さったキャストさんに娘が、
「あのね、今日ね、どこに連れてこられるか分からなくて来たの!」
と話し出したんです。
私達の後ろには誰もいなかったけれど、忙しいキャストさんなのに…と思って、
「いいよ、そんな話しなくても」
と娘の話を遮ったんです。
そしたらそのキャストさんが、
「大丈夫ですよ、お話聞かせて」
と言ってくれたんです。
「あのね、最初は溺れないでね〜って。海かなぁと思ったのに、動物がいるから食べられないでねって!どこか分からなかったんだけど、ディズニーだったの!すっごく嬉しかったの!」
娘の訳分からない説明を最後まで聞いてくれて。
「そうなんだね、お父さんお母さん優しいね。この後もたくさん楽しんでね」
と。
キャストさんの優しい対応と、その時の娘の笑顔が今も忘れられなくて。
日帰りだから、夕方には帰らなきゃいけなかったんだけど。
楽しい思い出が出来ました。
あの時から、ディズニーの魔法にかかったんだと思います。
あの時から、またすぐにでもパークに行きたくて、懸賞に応募することを始めたんですよね。
我が家は決して裕福じゃないし、遠方組だし。
いつまたパークに行けるか分からないんだけれど…。
一度かかった魔法はなかなか解けなくて。
また行ける日まで、何度も妄想ディズニーしてます(笑)
娘と2人で…と思っているのはあるけれど、家族皆でまた行くのもいいかなぁ…。
行きたいなぁ。