はじめに

Windows10のリカバリー手順を纏めているときに、たまたま、VMware Toolsのドライバーって

抜き出せるの???と思って調べたらできる事が解りました。

 

興味本位でドライバーを抜き出し、WinPEに追加できるのでは?と

思ってやってみたました。

 

その時の手順を纏めておきたいと思います。

最新版のVMware Toolsダウンロード

以下のサイトから最新版のVMware toolsをダウンロード。

 

現時点では、VMware tools11.2.5が最新でした。

 

VMware Toolsのドライバー抜き出し

①ダウンロードした「VMware-Tools-windows-11.2.5-17337674.zip」を展開します。

 

②展開後、「vmtools」フォルダの配下にwindows.isoがあるのでダブルクリックします。

 

③その中に「setup.exe」と「setup64.exe」があることを確認します。

 

④抽出したドライバーを格納するためのフォルダを用意します。

 >mkdir c:\Extract

 

⑤管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。そして、移動します。

 >cd /d E:\

 

⑥以下のコマンドを実行してドライバーを抽出します。

 >setup.exe /A /P c:\Extract

 

⑦保存先を指定します。ここでは、c:\Extractにします。

 

⑧インストールします。

 

⑨Extractフォルダにドライバ一式が格納されています。

WinPEにドライバー追加

①Windows10の評価版ISOイメージを用意し任意の場所に格納します。

 

②そのISOイメージをダブルクリックしマウントします。そして、中身を別フォルダへコピーします。
 ※中身は、C:\windows_isoフォルダに入れました。

⑤WindowsADKは以前纏めました。そちらを参考にして最新版をインストールします。


⑥「展開およびイメージングツール環境」を管理者権限で実行
 スタート→windows kits→展開およびイメージングツール環境

⑦WinPEのイメージ展開するためのフォルダを作成

 >mkdir c:\winpe


3.Windows10 ISOイメージのBoot.wimをマウント

>Dism /Mount-Image /ImageFile:"C:\windows_iso\sources\boot.wim" /index:2 /MountDir:"C:\winpe"
 /index:1 WIM用
 /index:2 Microsoft Windows Setup (x64)


4.エクスポートしたドライバーをBoot.wimにインポート

c:\>Dism /Image:"C:\winpe" /Add-Driver /Driver:"C:\export" /recurse

 

 

5.ドライバーが追加されたか確認

c:\>dism /image:"C:\winpe" /get-drivers

 

6.アンマウント

c:\>Dism /unmount-Image /MountDir:"C:\winpe" /commit

 

ここまで読んでくださって有難う御座います。

お疲れさまでした。