zabbix5.0をCentos8にインストールし監視設定をしてみた。①

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はじめに

先日、VMware ESXi6.5に仮想マシンを作成したときにCentos8をインストールしました。
ただ、インストールしただけではつまらないのでzabbixを使ってみようと思い
Centos8系にインストールし、監視設定もしてみたので備忘録を残したいと思います。

　流れ(今回は、1～3まで)：
　　★1.本家からzabbixのインストール手順を入手
　　★2.手順に従いzabbixのインストールに必要なパッケージをインストール
　　　※mysqlが必要なので個別にインストール
　　★3.初期セットアップまでの各種設定
　　4.初期セットアップ
　　5.初期セットアップに必要な設定変更
　　6.初期セットアップ後、ログイン
　　7.Centos7にzabbixエージェントをインストールし
　　　zabbixにて監視設定を追加する
　　8.zabbixからVMware ESXi6.5を監視する設定
　　9.Windows Server 2016の監視設定

上記を数回に分けて纏めて行こうと思います。

1.本家からzabbixのインストール手順を入手

①Zabbix Download本家から以下の組み合わせでインストールします。
　・zabbix 5.0(本体,Agent)
　・Mysql
　・NGINX



②上記の画面の通りに指定すると以下の画面の通り手順が表示される。
　そのため、インストール手順の通り実施することになる。
　

 

2.インストール開始

①まずzabbixのレポジトリを追加する。。Install Zabbix repository

# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/rhel/8/x86_64/zabbix-release-5.0-1.el8.noarch.rpm
#dnf clean all


②Zabbixサーバ, frontend, agentのインストール

# dnf install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-nginx-conf zabbix-agent

 

③mysqlの個別インストール
　※これは、手順に記載されていないので個別にインストールしなくてはいけない状態でした。

# yum install -y mysql
# yum install -y mysql-server


④インストール直後のmysqldの状態を確認、そして、起動させ、起動していることを確認する。

# systemctl status mysqld
# systemctl start mysqld
# systemctl status mysqld


⑤OS起動時にも自動で起動するように設定する。

# systemctl is-enabled mysqld
# systemctl enable mysqld


⑥データベースへの接続

# mysql -u root -p
mysql>


⑦データベース初期化

mysql> create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin;
Query OK, 1 row affected, 2 warnings (0.05 sec)
mysql> create user zabbix@localhost identified by 'password';
Query OK, 0 rows affected (0.05 sec)
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost;
Query OK, 0 rows affected (0.04 sec)
mysql>
mysql> quit
# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql/create.sql.gz |mysql -uzabbix -p zabbix
Enter password:


⑧zabbixサーバのデータベースのパスワード設定

# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf

設定変更：
　DBPassword=password

⑨Zabbix frontendのPHP設定変更

# vi /etc/nginx/conf.d/zabbix.conf

設定変更：
　以下のコメントを外す
　　listen 80;
　　server_name monsv.local;

⑩タイムゾーンの変更

# vi /etc/php-fpm.d/zabbix.conf

設定変更： 

　php_value[date.timezone] = Tokyo/Asia

⑪インストール作業は完了

3.サービス起動とWeb接続

①SELinuxを無効化する

# vi /etc/selinux/config

設定変更：
　SELINUX=disabled

# getenforce
Permissive
# setenforce 0


⑫念のため、firewalldのサービス停止

# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld


⑬zabbix関連のサービス再起動と状態確認

# systemctl restart zabbix-server zabbix-agent nginx php-fpm
# systemctl enable zabbix-server zabbix-agent nginx php-fpm


⑭WEB接続
　http://<server_ip_or_name>/zabbix

　※なぜか、エラー。。。
　　どうやら、/usr/share/nginx/htmlにzabbixのWebプログラムが入っていないことが原因
　　なので、シンボリックリンクを作成することで対応。

⑮シンボリックリンク作成

# ln -s /usr/share/zabbix /usr/share/nginx/html/


⑯再度接続、成功！！
http://<server_ip_or_name>/zabbix

 

 

以上です。

ここまで読んでくださって有難う御座います。

お疲れさまでした。

 

次回は、この続きから記載したいと思います。