ポールシフトという語が数十年前から一部で話題になって来たが.その内容が分からないでいた.足立育朗氏の著書には次の様にある.

  
ポールシフトが起きて地球はFANTする

 FANTすると,時空に物凄い大きな変化が起きます.それは,ミクロからマクロまで起きる現象で,共通の仕組みです.地球という惑星でFANTするというのは簡単に言ってしまえば,北極と南極が入れ替わる,ポールが180度回転するということです.180度回転する状態が起きるという事は大陸と海の比率が変わります.それから,回転の仕方が変わるんです.180度,ひっくり返ります.そうすると,逆回転の体験になる訳です.


 要するに,地軸が現在の23.4度から大きく変化して地球の自転が変動する.地軸とは地球の自転軸と公転軌道が描く平面に垂直な方向とのなす角度である.
 


これに伴い,陸海の比率が変わるという事である.現在地上では3:7で海が大半を占めているが,これがポールシフトにより大きく変化する.海が狭くなり大陸が大きく拡大するかも知れない.私は地上世界には海水が多すぎると思っている.だから,海水は空洞地球内部の領域に多くが流れていくのではないか?オラフ・ヤンセン父子の内部地球への旅であったように,地球内部世界は大陸が大半を占めているとされている.地球表面の海水が引けば,嘗てこの地上にあったとされる文明の痕跡が文字通りありありと浮かび上がって来るに違いない.ムー大陸,アトランティス大陸,レムリア,...
 宇宙学教室があった当時の田原澄女史の言葉の中に,「地軸の傾きは其の星に棲む人間の程度が表れている.低級な冥王星は太陽系の中でも大きく地軸が傾いている.是はそこに住む人間が洗心を怠っている証拠である云々...」とある.確かに冥王星の地軸の傾きは120°で最も大きい.

 


金星の177°は公転に対して自転の回転方向が地球とは逆であるからこのような値になっているのであろう.金星人からの通信では地球よりも遥かに高度なレベルの文化が築かれているのは明白である.
 とは謂え,この天体運動の原動力は如何なるメカニズムであろうか?それについても御神示で語られた.

 


「天体の運行は一なる大神様より発せられつつある根本波動に加え,夫々の天体の守護進化を司る神々の想念波動に拠りて成らん.」

要するに,惑星運動には作用者が存在している.この作用者の意識と意志次第で,我々が住む惑星は大きな変化をし得るのである.但し,その作用者に大きく影響を与えているのが我々地球人の集団的想念波動である.この想念波動を荒々しいものではなく,如何に精妙なものに出来るかが今後惑星地球の穏やかな「天体運行」に大きく関わってくるのである.

文献
1) 形態波動エネルギー研究所:波動の法則 実践体験報告 足立育朗が語る時空の仕組と現実,ナチュラルスピリット,pp.191-192,(2014).