大学で習う宇宙物理学では天体とは自然に生まれて偶々自転して公転しているものとして理解されている.ところが,地球の自転周期は23時間56分4.098903691秒であり,極めて正確に毎日運行されているのである.この時間がずれるというようなことはないし,公転周期も365.2422日と殆ど一定周期で恒星太陽の周囲を公転している.大自然のシステムがこのようになっているとして考えればそれまでだが,太陽の日食や月の月食などの現象を考えると,どうも人為的な働きがあるのではないかと私は常々考えてしまう.そこで,太陽や惑星・衛星などの天体,及び,その運行の原動力とは何であるかの根本的な本質的な解釈を御神示で御示し下さっているので,今回は次に示すものを掲載することとする.

  御神示No.8「天体運行の原動力」 取次の神より

 汝等地球人類が過去幾十万年より此の方発したる悪想念・業想念の波動が,地球内核より地球遙か上空に迄達し,親星なる太陽より地球に到達する重要なる波動を歪曲,遮断し,地球人類自らが己が棲処*1として与えられし地球地軸に不安定を与え有るなり.加えて近年度重なる核実験に仍りて地球地軸を一層不安定なる状態に為し有るも未だ是に気付き目覚めし者尠きなり.
 偖て,汝等惑星天体の地軸に不安定を与える原因が,親星より発したる重要なる波動を其の星に棲む人類の想念波動にて歪曲・遮断為したるに拠るとし,亦,核実験に拠ると申す道理相解るや.汝等知るべし,親星より発せられし惑星・衛星に到達する波動は,三次元波動耳にては非ずして,物質形成以前の高波動をも含有為すなり.而して人類の発する想念波動も物質形成以前の波動なり.亦,核炸裂にて発する波動も,物質が原子を形成する以前の波動に影響を与えるなり.
 是,三次元物質は,物質以前の実質にて支持形成され有るを知るべし.汝等物質肉体を保持為し有るは,汝等自身の霊体波動に拠るなり.霊体は物質以前の物質の原型とも申すべき波動なるなり.同様に物質天体を支持為すは,物質の原型とも申すべき波動に拠るものなり.核炸裂の悪影響は此の物質の原型とも申すべく波動にも及ぶなり.
 扨て,度々申せし如く,宇宙一切必然にして偶然無きなり.汝等地球天体力学にては,天体運行の原動力を知らざるなり.天体は偶然性にて運行為すには非ざるなり.天体の運行は一なる大神様より発せられつつある根本波動に加え,夫々の天体の守護進化を司る神々の想念波動に拠りて成らん.此の神々の想念波動は,三次元物質なる天体に直接作用為すには非ざりて,其の物質天体を支持為す処の高次なる波動に作用を与え,其の調整に拠るなり.是,一なる大神様の御力に拠る根本波動に加え,其の天体を司る神々の想念の力にて調整され,天体の自転・公転の原動力と完全性を保持され有るなり.(続く)

*1 すみか

<解説> (Shinmoedake2011による)
・地球人類が過去数万年から現在まで発して来た悪想念や業想念の波動が地球の内部から地球上空の遥か数十万kmまで達している.そして,親星太陽から地球に到達する重要な波動を歪曲し遮断し,地球人類自身が自分の棲み処としての地球の地軸を不安定にしている.
・さらに近年,列強国の度重なる核実験で地軸を一層不安定な状態にしているにもかかわらず,これに気付いて目醒めた者は未だ極少数である.
・我々の棲む地球のような惑星天体の地軸に不安定を与える原因は,親星太陽から発せられている重要な波動をそこに住む人類の想念波動によって歪曲し遮断しているからである.
・親星太陽から発せられ惑星衛星に到達した波動は三次元波動だけではなく,物質形成以前の高波動も含んでいるのである.ここで,物質形成以前の波動とは念波や霊波の事として解釈される.
・だから,人類の発する想念波動も物質形成以前の波動である.
・また,核炸裂によって発せられる波動も,物質が原子を形成する以前の波動に影響を与えている.
・三次元物質は物質以前の実質で支持形成されていることを知らねばならない.
・我々の物質的な肉体を保持しているのは,我々自身の霊体波動による.
・霊体は物質以前の物質の原型ともいうべき波動で形成されている.
・同様に,物質天体を支持しているのは物質の原型ともいうべき波動によるものである.即ち,惑星や衛星などの天体にも巨大な霊体が宿っているのである.
・核炸裂の悪影響はこの物質の原型ともいうべき波動にも及ぶ.
・これまで度々説明してきたように,宇宙一切が必然であって偶然は無い.
・我々地球の学問であるところの天体力学では天体運行の原動力が理解されていない.
・天体は偶然運行されるのではなく,天体の運行は宇宙創造の大神様から発せられつつある根本波動に加えて,夫々の天体の守護進化を司る神々の想念波動によって成り立っている.
・地球統治の神様は以前の天照大御神から天地大神に変更された.この事は次の御神示に示している.

 


・この神々の想念波動は三次元物質である天体に直接作用するのではなく,その物質天体を支持するところの高次元波動に作用を与え,それを調整しているのである.
・これは宇宙創造の大神様の御力による根本波動に加え,その天体を司る神々の想念の力で調整されて,天体の自転公転の原動力と完全性が保持され成り立っているのである.

 以上のように,実に高邁なる真理が今回も語られた.天体は神々様が動かしておられるのである.ということは,夜空に浮かぶ天体全てが担当の神々様の計らいで調整されており,私共のように低次元の存在である地球人類はそれを恰も自然に偶然成立した美しさであるというふうに勘違いしているのである.本当は全ての星々が宇宙に幾億兆と存在する神々様の意図によって運行され,この宇宙が形成されているというふうに考えを改めねばならない.
 ところで,ここ数年,YouTubeやTwitterなどでは「フラットアース」なる理論を広く伝えようと調子に乗っているグループが存在している.地球平面説である.小学校の理科で「地球は丸い」というふうに習ってきた私にとっては実に突拍子もない理論である.私は地球が平面な訳がないと断言したい.南半球から北極星が見えないという事実についてはこの地球平面説では説明不可能だからである.そして,何より今回の御神示には何度も「地軸」という語が出て来ている.地軸とは丸い球体の地球の回転軸を指し示すものである.フラットアースを提唱する者共は地球の地軸は傾いており,核実験の度にその軸が揺れることや,地球空洞説を大衆に知られまいとする邪な意図を持っているのではないか?確かに,巷の宇宙情報には多くの捏造があると思う.例えば,宇宙探査機アポロは月には本当は行っていないかもしれない.故に,地球が球体であるというのも怪しいという理屈である.しかし,だからと言って宇宙の存在自体も含めて何もかも否定するという態度もおかしいではないか.今後も私は一貫してこの「宇宙の理」誌の御神示や形態波動エネルギー研究所の「波動の法則」を軸にして真の宇宙論を展開して行きたい.

引用=城戸 縁信:天体運行の原動力,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.116,(1982).