太陽からの微妙な波動がより強く送られて来て,地球が1960年頃から徐々に変化して来ていることについては,以前の御神示で説明された.

 

 

 

近頃,地球地上で起こっている諸現象を見ると,将に,これが起こっていることが如実に分かる.世界の至る処で天災が起こり,人々が著しい変化に戸惑い,紛争で虐殺が起こったり,工場で爆発事故が起こったりしている.裏で権力を握っている連中が既得権を維持しようと金融権力に縋りついている一方で,庶民の力が愈々増大して来ているようにも思える.いい見方をすれば,悪しき風習が廃れて,新しい息吹が聞こえて来ているとも言える.
 今回の御神示はこの宇宙間の取り決めである「天位」というものが一体何なのかについて分かりやすく説明してある.地球地上に棲む不良人間は心して最後まで読むべし.

   御神示No.43 「地球の天位転換」 取次の神より

 広大無辺なる宇宙間の,一分子たりとも大神様の御経綸下に非ざるは無きなり.三次元に浮かぶ無限数なる星々は,其の生成時より既に天命を持ち,天運・天寿が定まりてあり.此処にて述べんと為すは地球の天体上の天位と其の転換に就いてなり.
 偖て,其の星の天位と申すは,其の星が生成時に定められし天運が其の時点にて有する天体上の位置に加え,其の星に棲む人類の過去より現在に及ぶ想念波動の累積せるものとの総和に依りて決定されるものなり.天位転換とはこの天体上の位置が天の仕組みにて変化為す事を申すなり.
 過般に述べし如く,汝等の太陽系の如き系が12集まりて,より大なる系を形成し,其の大なる系が更に12集まりて,更に大なる系を形成為し,更に更に大いなる系に統一されて島宇宙を形成為すなり.一なる大神様は,其の御経綸の進展上幾億年ごとに是等の系や星の昇格を図られ,大なる系の昇格は軈て次の中なる系の昇格となり,軈て小なる系の昇格となりて次々と及ぶなり.斯くの如くにして汝等の親星なる太陽の昇格となり,是即ち太陽系の昇格にして,地球もまた昇格となるなり.斯くして此の昇格と同時に,大神様より一段と微妙なる波動を新たに送られ,大なる系の祭主星より,軈て中なる系の祭主星に送られ,軈て小なる系の祭主星に送り継がれ,汝等の地球にも送られしなり.爾後地球は,未来に向けて漸増的にこの微妙なる波動が送られるようなりしなり.是,従来より受けたる波動の高まりと申しても良く,新たに高き波動が送られる様になりたりと申しても良きなり.是,生命進化促進の波動なり.(続く)


<解説> (Shinmoedake2011による)
・途方もなく広大で果てしないこの宇宙に,無数に存在する一分子であっても,宇宙創造の大神様の支配下にないものはない.
・三次元の空間時間に浮かぶ無限数の星々は,その生成時から既に天命を持っており,天運・天寿が定まっているのである.
・ここで述べようとするのは地球の天体上の天位と,その転換についてである.
・その星の天位というのは,その星が生成時に定められた天運がその時点で有している天体上の位置に加え,その星に棲む人類の過去から現在に至るまでの想念波動が累積したものの総和によって決定されるのである.
・天位転換とはこの天体上の位置が天の仕組みで変化する事を謂うのである.
・以前述べたように,お前等(我々)の太陽系のような系が12集まって,より大きな系を形成し,その大きな系が更に12集まって,更に大きな系を形成し,更に更に大きい系に統一されて天の川銀河が形成されているのである.

 

 

・宇宙創造の大神様はその御経綸の進展上,数億年毎にこれらの系や星の昇格を図られ,大きい系の昇格はやがて次の「中」の系の昇格となり,やがて「小」の系の昇格となって次々と及ぶのである.
・このようにして,お前等(我々)の親星である太陽の昇格となり,これは即ち太陽系の昇格を意味し,地球もまた昇格となるのである.
・こうして,この昇格と同時に,宇宙創造の大神様から一段と微妙な波動を新たに送られ,大の系の祭主星から,やがて中の系の祭主星に送られ,やがて小の系の祭主星に送り継がれ,お前等(我々)の地球にも送られているのである.
・その後,(1960年以降)地球は未来に向けて漸増的にこの微妙な波動が送られるようになったのである.
・これは従来から受けている波動の高まりと言っても良く,新たに高い波動が送られる様になっていると言っても良いのである.
・これは生命進化促進の波動である.

 今回の御神示では「天位昇格」という有難い御言葉を頂いた.銀河系全体が昇格するように大神様が図らって下さっている様である.しかし,この天位昇格というのは我々不良人間が棲む地球地上文明にとっては実に過酷な試練である訳である.太陽からの高い波動と同調できない低級な魂の人間は容赦なく振り落とされる.高い波動とは「洗心」と「調和」である.これを実践できない者が,2024年現在,天則によってこの地上から消え去ろうとしているのではないか?つまり,いつまでも既得権を維持しようとする強欲集団は今後益々精妙な波動が太陽から送られてくると行き場を失い,死滅するに違いない.我々一般庶民は他に対して憎しみや恨み等を抱くのではなく,只管この宇宙の真理である「洗心」と「調和」を意識し,小さなことでも徳を積んで生活をして行くことが大事だと私は思う.

引用=城戸 縁信:地球の天位転換,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.128,(1983).