以前も似たようなテーマで御神示を記したことがある.

 

 

これは今地球地上に生きている我々人間の直接の先祖のことを指して取次の神が語っておられるのである.今回の御神示もこれと一部重なる.では,このシリーズの最終回を記す.

    御神示No.42「地球人類の起源」(最終回)

 一方地上にては,国家社会を造りし集団は,益々我欲を放縦*1し,人口愈々増え,競争一段と強まり,王族貴族現れ,兵士を造り平民との差別,階級著しくなりたり.軈て,地球で誕生し進化為したる未開人類を捕えて奴隷と為し農耕を営ませ,牛馬同様に労働を課せしなり.権力の座に有りたる者達愈々驕り高ぶりたり.
 当時,太陽系内外の優良星界に於ては,地球に降ろしたる同朋の子孫の為,幾度となく地球を訪れ,彼等驕傲・慢心の者達の所業を諫め*2,神々の御箴言を伝えたりしも,権力を放縦と為し地上に根を張りたる彼等は,一向に神々の御箴言も亦訪問者の諫言*3も聴き入れざりしなり.
 一方,抗争を忌避して僻地に移住せし住民は清貧なるを宗と為して暮せし間に,幾千年間も過ぎ去り,文明の発達も見ず民族の誇りも捨て,自らの先祖が何れの星から移住せしかも忘れ,唯々洞窟人類と化し未開人類同様となり果てたり.
 扨て,国家社会を造りし民族は,驕傲・慢心の余り,一なる大神様の鴻恩*4を忘れ,神々や来訪者の警醒*5も聴かず,益々競争意欲高め地上一大文明を築けり.然れど是,非道にして弱者を蹂躙り*6し上に築きたる文明なれば何ぞ天則に適い得るや.其の終焉の迫りたるも気付かず特権を握りたる者達栄耀栄華に明け暮らし,其の専横目に余れり.巷には盗跖*7獰悪*8瀰漫*9し,悪逆非道の世と化したり.
 斎に,諸神天上より此の有様を見給いて潸潸*10として聖霊達悲嘆に明け暮れ,皆潸然*11と為し給えり.此の鬨*12一天俄かに掻き曇り雷鳴天地に打ち響き,一大轟音と共に大地打ち砕け亀裂為し或いは大陥没生じ城塞も都市も破砕され激音と共に悉く地底へ崩落し,是の一大文明の廃墟は愈々瓦礫の山と化したり.
 一方此の大崩壊の直後,地球四次元霊界にては,地上より肉体を失いて来たりし霊魂達此処彼処に累々と打ち倒れ,地上の悲惨其の侭の情景を実現したりき.地球霊界に初めて地獄界の生ぜしはこの秋なり.
 斯くの如くにして数千年間続けし地上一大迷妄文明は一時にして悉く壊滅せしなり.此の数百年後,太陽系内外の優良星界に措いて,再び代表者会議を発こし,優良星界の中に生ぜし我と慢心の者,欲心の強き所謂「厄介者」と称される者達を再度地球で修業させるべく地球地上に降ろせしなり.
 当時太陽系内外の是等の優良なる星々には,未だ優良星となりて時浅き星々多く,修行未だ浅き者達,自己反省の足らざる者達,我と欲心の捨て切れざる者達有りて,是等の者達が再修行の為「洗心」を命ぜられて地球地上に降ろされし訳なり.
 斯くして再び地球地上には此処彼処に「洗心」を命ぜられし者達の部落生じ,軈て文明の再建興こり,亦々三千年乃至五千年を経てその文明の爛熟期に達して自ら其の文明社会を崩壊せしなり.此の原因汝等推察為す如く,宇宙創造の大神様の御教えを守らず,己耳栄えんと為す慢心の者達多き故なり.地球人類は斯くの如きを繰返して実に一千万年を経たりと申すなり.地球人類の濫觴*13凡そ是くの如くなり.
 昭和58年3月17日 未明  神示


*1 ほうじゅう →思うままにふるまうこと
*2 いさめ
*3 かんげん
*4 こうおん →広大なめぐみ,大恩
*5 けいせい →警告を発して迷いを破り,目覚めさせること
*6 ふみにじり
*7 とうせき →配下を従えて各地を横行し,強盗略奪をほしいままにすること
*8 どうあく
*9 びまん
*10 さんさん →涙をさめざめと流すさま
*11 さんぜん
*12 とき
*13 らんしょう →物のはじまり

<解説> (Shinmoedake2011による)
・四次元の霊界に対して三次元の地上では,国家社会を造って来た集団が益々我欲を出し捲り,人口が愈々増えて来て,競争が一段と強まり,王族貴族が現れ,兵士を造り平民との差別や階級が著しくなって来た.
・やがて,地球で誕生し進化して来た未開人類を捕え,奴隷として農耕を営ませ,牛馬同様に厳しい労働を課した.
・権力の座に有る者達は愈々驕り高ぶりが甚だしくなって来た.
・当時,太陽系内外の優良星界においては,地球に移動させた同朋の子孫の為に何度も地球をUFOで訪れ,彼等の驕傲や慢心の者達にその悪しき所業を改めるように忠告した.
・優良星界宇宙人は神々の御箴言を伝えたりしたが,権力をほしいままにして地上に根を張っている悪辣な彼等は,一向に神々の御箴言も,またUFOによって訪問して来た宇宙人の大事な忠告も聴き入れなかった.
・他方,抗争を忌避して僻地に移住した住民は清貧であることを崇高なものであるとして暮している間に,数千年間も過ぎ去った.
・だから,文明の発達も見ずに民族の誇りも捨て,自らの先祖がどこの星から移住して来たかも忘れ,唯々洞窟人類として零落れて未開人類同様となり果ててしまったのである.
・国家社会を造って来た民族は,驕傲・慢心の余り,宇宙創造の大神様からの広大な恵みを忘れ,神々や来訪者の警告や注意も聴かずに,益々競争意欲高めて魑魅魍魎の地上一大文明を築いた.
・しかし,是は非道であって弱者を踏み躙る上に築いた文明ある訳だから,どうして天則に適い得るだろうか.いや,天則に大きく外れている.
・その文明の終焉が迫っていることにも気付かずに,特権を握っている者達が栄耀栄華に明け暮らし,そのふざけた態度は実に目に余る.
・将に,その態度は現代のイスラエルやアメリカを支配するDSそのものである.
・巷には,配下を従えて各地を横行し,強盗略奪をほしいままにしたり,凶悪犯罪が蔓延し,悪逆非道の世と化して来た.
・この時,宇宙の諸神が天上からこの有様を見られて涙をさめざめと流し,聖霊達は悲嘆に明け暮れていた.
・将にこの時,空が俄かに曇りだし,雷鳴が天地に打ち響き,一大轟音と共に大地が打ち砕け,地面に亀裂が走り,或いは,大陥没が生じ,城塞も都市も破砕され,激音と共に悉く地底へ崩落し,この一大文明の廃墟は愈々瓦礫の山と化したのである.
・一方,この大崩壊の直後,地球四次元霊界では,地上から肉体を失って来た霊魂達があちこちに累々と打ち倒れ,地上の悲惨さそのままの情景が再現された.
・地球霊界に初めて地獄界が生じたのはこの時である.
・このようにして,数千年間続いた地上一大迷妄文明は一時にして一瞬にして悉く壊滅したのである.
・その数百年後,太陽系内外の優良星界において,再び代表者会議が行われた.
・そして,優良星界の中に生じた我と慢心の者,欲心が強い所謂「厄介者」と称される者達を再度地球で修業させるべく地球地上にUFOに乗せて移動させたのである.
・当時,太陽系内外のこれらの優良な星々には,未だ優良星となって時が浅い星々が多く,修行が未だ浅い者達や自己反省が足らない者達,そして,我と欲心を捨て切れない者達が有った.
・これらの者達が再修行の為に「洗心」を命ぜられて地球地上にUFOに乗って移動して来た訳である.
・こうして,再び地球地上にはあちこちに「洗心」を命ぜられた者達の部落が生じて来た.
・そして,やがて文明の再建が興こり,またまた三千年乃至五千年の歳月を経て,その文明の爛熟期に達し,再び自らその文明社会を崩壊させたのである.実に愚かである.
・この原因はお前等(我々)が推察する如く,宇宙創造の大神様の御教えを守らず,自分だけが栄えようとする慢心の者達が多いからである.
・地球人類はこのような事を繰返して実に一千万年が経っているのである.
・地球人類のはじまりは大体以上のようなものである.

 いつも乍ら,今回の御神示も実に深い内容であって,現代地球文化における多くの科学分野の専門家が長い年月をかけて挙って検証しなければならないものである.考古学・政治学・心理学・歴史学・生物学・天体物理学・地球物理学等々の分野を専門とする科学者先生は是非この御神示をじっくりと読んで,真の地球の歴史とは何たるかを認識し直さねばならない.
 また,嘗て何度も滅んだ地球地上不良文明は,2024年の現代文明の様子と瓜二つであることが読んでみて分かるだろう.2024年6月現在,相も変わらず,戦争屋はイスラエルを焚き付けて周辺諸国を武力で脅し,社会不安を醸成させ,人類の精神的高揚を阻んでいる.そして,アメリカはロシアの一部地域でテロを起こして第三次世界大戦を勃発させようとして報道機関を使って大衆を煽動している.この御神示で示されたように,やはりこの現代文明も近々滅ぶのだろう.人間一人一人が肉食をして「欲」を出し捲るから,収拾がつかなくなっている.例えば,このような裏社会の魂胆に気付かない間抜けな中小企業経営者は国際的な金持ち企業の口車に乗せられて,ワクチンという名の毒物を製造して小銭を稼ぎ,多くの一般大衆を死に追いやろうとしている.また,マスコミ放送局や新聞社に従事する連中は,毎日の報道でおかしな論理を大衆に信じ込ませながらも,ちゃっかり自分達だけは小銭を稼いでいるのである.
 馬鹿は死ななきゃ治らないというが,死んで霊界に移ってもやはり馬鹿は生前自身が為した悪行には殆ど気付かないのだろう.しかし,神は全てを御見通しだ.因果応報は必ずその本人に執行される.

引用
1) 城戸 縁信:「地球人類の起源」,宇宙の理,No.127,ザ・コスモロジー,(1983).