最重要文献「波動の法則 真 地球の歴史,足立 育朗 著」によると,この宇宙全体で最初の哺乳類型人類が発生したのは想像を絶するほど途方もなく大昔のことである.このことは以前既に述べた.

 

 

「哺乳類人は3.57×10^27年前の第9回のビッグバン後に誕生した.」とある.だから,人類の歴史というのは実はこの地球の誕生よりも遥かに古いのである.地球上の低級科学者が勘違いして138.2億年前にビッグバンが起こって宇宙が誕生したとしているが,そのビッグバンは実は12回目のことである.
 一方,地球の文明がいつ始まったかについては諸説あるのだが,私はやはり足立育朗氏が唱える説を信じている.同書の70-73ページに次の事が記されている.

 地球の魂エクサピーコは48億5300万年前にこの銀河系の重心(中心)近くに誕生しました.…地球上の原子生物の発生は46億3600万年前であり,地球生まれ地球育ちの初の人間としてのエクサピーコと肉体が発生したのは約26億9800万年前です.……むしろ他星より移住してきた人が多くの比率を占めています.…地球を訪れた最初の人達はケフェウス座CUMOHS星の人々でした.約40億年前のことです.…1100年にわたり,延べ800万人のCUMOHS星の人々が宇宙船(UFO)で訪問し,地球を視察し調査をしました.この時は移住はせず調査の段階にとどまりました.…

要するに,この地球に最初に文明らしきものが存在したのは40億年前である.その後,他星からの移住者が興した文明が滅んでは,また移住して来て文明を興して,また滅亡し,を繰り返した.そして,1億2658万年前になって漸く最も優れたEVHAの段階の文明が勃興し,ついにFIDA(惑星連合)に所属するに至った.FIDAについては以前も話題にした.

 

 

しかし,その約2300万年後に再び今の地球の文化と同じEGHOに逆戻りし,結局原子核戦争で滅んだ.その後のことはこの文献に色々記されている.だが,私はここで御神示の内容を表記したい.取次の神は地球人類の起源を5000万年前と設定して我々日本人に説明してくれている.

    御神示No.42 「地球人類の起源」 取次の神より
 
 一なる大神様より発せられし御想念が醞醸*1し,大小様々なる系より成る島宇宙形成し,最も小なる太陽系の如き系が誕生し,其の系の各々の惑星・衛星の地殻が固まりし頃,其の系の中心なる親星より生命発生の波動盛んに送られ,各惑星・衛星に原子生物が次々と誕生し,同時に惑星・衛星の地表は生物の生存に適したる状態に変化為さん.
 是等惑星・衛星は遅速の差はあれ,幾度の地殻の変動も一巡し,人類の住処として適したる段階に達せん.
 其の頃,天命を全うし既に衰退為したる他の島宇宙より,最終段階に発達為したる人類が新しき島宇宙を求めて宇宙間を探索し,軈て此の人類の住処として適したる段階に在る新しき島宇宙内の系を発見為して其処に棲息為すなり.彼等は其の島宇宙の最初の移住者なり.
 一方其の新しき島宇宙内の惑星・衛星にて,無数の生命が幾億年掛かりて進化為し有るなり.軈て此の島宇宙の最初の移住者達は,生物の棲息為し在る惑星を次々と訪れて進化の状態を観察し,或いは保護せん.此の最初の移住者達,長年月を経て進化を極め其の系の親星の住民となり,或いは更に進化為して高級霊となり,聖霊となり神々となるなり.
 其の頃,此の島宇宙内の惑星・衛星にて発生し進化為したる生物は,此の最初の移住者達の愛念に拠りて未開人類となり更に知を与えられ不良人類となり文明を築くなり.
 軈て更に更に人類として進化を続け,優良人類となり,不良人類の守護進化を司る様にもなるなり.此の優良人類達は,永遠にその発生為したる星に棲息為すには非ざりて,次々と新しき惑星・衛星に移住為して進化を続けん.(続く)


*1 うんじょう → 酒を醸すように色々手を尽くすこと

<解説> (Shinmoedake2011による)
・宇宙創造の大神様から発せられている御想念が醸し出され,大小様々な系から成る銀河系が形成された.
・最も小である太陽系の如き系が誕生し,その系の各々の惑星・衛星の地殻が固まった頃,その系の中心にある親星から生命発生の波動が盛んに送られて来た.
・そして,各惑星・衛星に原子生物が次々と誕生し,同時に惑星・衛星の地表は生物の生存に適した状態に変化して来た.
・これら惑星・衛星は遅速の差はあるが,何度も地殻の変動が起こって一巡し,人類の住処として適した段階に達して来た.
・その頃,天命を全うし既に衰退している他の銀河系から,最終段階に発達している人類が新しい銀河系を求めて宇宙船で探索していた.
・やがて,この人類の住処として適した段階に在る新しい銀河系内の星々を発見し,そこに住み着くことにした.
・彼等はその銀河系の最初の移住者である.
・一方,その新しい銀河系内の惑星・衛星で,無数の生命が数億年掛かって進化した.
・やがて,この銀河系の最初の移住者達は,生物の棲息している惑星を次々と訪れて進化の状態を観察し,或いは保護した.
・この最初の移住者達は長年月を経て進化を極めて,その系の親星,即ち太陽の住民となり,或いは,更に進化して高級霊となり,聖霊となり神々となるのである.
・その頃,この銀河系内の惑星・衛星で発生し進化した生物は,この最初の移住者達の愛念によって未開人類となり,更に知を与えられて不良人類となって文明を築いていくのである.
・やがて,更に更に人類として進化を続け,優良人類となり,不良人類の守護進化を司るようにもなった.
・この優良人類達は永遠にその発生した星に安住するのではなくて,次々と新しい惑星・衛星に移住して進化を続けるのである.

 今回の御神示は宇宙の歴史において実に興味深い真実を示してくれている.この宇宙で人類というのはどのように発展していくのかの基本が先ずは語られた.次回は地球に焦点を絞って我々の御先祖様が一体どのように文明を発展させ,そして,衰退させたかについて語られる.

引用
1) 足立 育朗:真 地球の歴史 波動の法則Ⅱ,ナチュラルスピリット,(2009).
2) 城戸 縁信:「地球人類の起源」,宇宙の理,No.127,ザ・コスモロジー,(1983).