御神示の御講義を再開する.

  御神示No.38 「汝等霊位を高めるべし」 取次の神より

 此の広大無辺なる宇宙間の一分子たりとも大神様の御経綸下に有らざる物無し.一なる大神様は久遠の往昔より大宇宙悉く調和にして満たされ有る様,愛なる波動を発せられつつ有り.然れど幾多の生命が愛なる波動を完全に受納為すに至る進化の過程に,様々なる段階ありて生命は其の愛なる試練を受けん.是法則にて為されん.
 今日,地球地上文明は五濁悪世*の極に進まん.此の蒙昧堕落の有様は進化に非ざりて暗黒の深淵に向わん.汝等宇宙学を学ぶ者達幸なり.特に汝等に告げ措かん.
 過般に述べし如く,若し天体地球が核の大炸裂にて流星化為したる場合,地球地上は焦熱地獄と化し,全ての生物肉体を失い,其の魂は地球時間にて数千年間の苦痛を伴い,其の末路は無に帰するなりと.是汝等に「洗心」を希むるが為の脅し言にては非ざるなり.
 汝等克く克く熟慮せよ.此の宇宙間の一分子たりとも大神様の御経綸下に有らざるもの無きなりと申すなり.壱個の惑星は人類及び諸生命の進化の場にて,地球は未だ若き星なり.今後幾十億年の未来に向けて生命進化の大切なる場なり.地球流星化は其の生命進化の機会を幾兆億とも知れざる生命より奪い去る行為と相成らん.此の罪業の深きを推うべし.
 前述せし数千年間の魂の苦痛はこの深き罪業の償却期間なり.是,反作用の法則にて必然とならん.(続く)


* ごじょくあくせ ⇒劫濁・見濁・煩悩濁・衆生濁・命濁という人間世界を覆う五つの濁り(にごり)
  
<解説> (Shinmoedake2011による)
・この広大で果てしない宇宙に存在する一分子でさえも宇宙創造の大神様の統治下でないものはない.
・一なる大神様は永遠の大昔から今日までこの大宇宙全てを調和で満たされるように,愛の波動を発せられている.
・しかし,数多くの生命が愛の波動を完全に受け入れるに至る進化の過程において様々な段階があり,生命はその愛の試練を受けている.
・これは天の法則で為される.
・現在,地球地上文明は人間が築いた文明社会が「劫濁・見濁・煩悩濁・衆生濁・命濁」という極端な濁りに進んでいる.
・この蒙昧堕落の有様は進化ではなく,暗黒の深淵に向かおうとしている.
・お前等(我々)宇宙学を学ぶ者達は幸である.
・特にお前等(我々)に告げ措くことがある.
・以前述べたように,もし天体地球が核の大炸裂によって流星化した場合,地球地上は焦熱地獄と化し,全ての生物は肉体を失い,その魂は地球時間にて数千年間の苦痛を伴い,その末路は無に帰する.
・これはお前等(我々)に「洗心」を希求する為の脅し文句ではないのである.
・お前等(我々)はよくよく熟慮せよ.
・この宇宙に存在する一分子でさえも宇宙創造の大神様の統治下にないものはないと申した.
・一つの惑星は人類及び諸生命の進化の場であって,地球は未だ若き星である.
・今後,数十億年の未来に向けて生命進化の大切な場なのである.
・地球の流星化はその生命進化の機会を幾兆億とも知れない生命から奪い去る行為となるぞ.
・この罪業が如何に深いものであるかを思い知れよ.
・上述したように,数千年間の魂の苦痛はこの深い罪業の償いの期間である.
・これは反作用の法則であって必然である.

 今回の御神示では実に恐ろしいことが述べられた.昭和の時代に通信されたものだが,2024年現在においてもなお人々にとって将に痛烈な批判警告である.それは「地球の流星化」である.我々は普段夜空を見上げて流れ星が見えたら,願い事を唱えるなどというふざけたことをやるが,我々が棲むこの地球が流星になるという事を想像したら,ぞっとして背筋が凍る.取次の神は別の御神示で地球地上で核実験等をする所為で地軸が更に傾き,太陽周回軌道が変動するなどして大変危険であるという警告をされた.

 

 

 

本当にこのまま我々地球人類が宇宙に目覚めず,各国間の紛争を止めないのであれば,核戦争が勃発して惑星地球は本当にこの太陽系から逸れて行って宇宙間を漂うことになるぞ.そして,そういう悲劇を別次元から見て手を叩いて嘲笑う邪神・邪霊が存在することは神書「神霊星界通信記録」や理誌の「霊界浄化通信」には多く記述されている.

 兎に角,地球文明が如何なる事態になろうとも,我々は一人一人が霊位を高める努力をすることである.天則に抗うことなく素直に謙虚に調和を意識して毎日を過ごせば,仮令地球が破滅しようとも天の神は一人一人を善導して下さるに違いない.

引用
城戸 縁信:汝等霊位を高めるべし,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.117,(1982).