これまで素粒子をキーワードとして述べたことは一応あったが,その最も本質的な事については未だ詳しくは述べていない.唯,素粒子の形成に関わる話題は御神示で述べられた.

 

 

即ち,大神様がこの宇宙を形成する際に,「御想念の展開されし如く渦巻集まりて一個一個から成る原子を構成し,」と,このようにして御創造遊ばされたとのことであった.

 では,我々がいつも科学で注目しているその素粒子の奥底には一体何があるか?それは「念子」というある種の意識体である.その詳細については宇宙の理誌に既に記されている.では,先ずその一部を次に抜粋して示す.

       オリオン邪霊の告白 (四)

※「邪霊」とあるのは田原澄女史に憑依した霊の事である.「高木」「野田」とあるのは宇宙学教室に参集した学徒の方々である.

 ………

高木:あのね,この間,湯川さんね,湯川秀樹さん,あのひとのまあ書いた論文を見たんですが,まあそれはね,今,その原子のですね内容を,段々と探っていくとですね素粒子というものがね一番根源なるものであるところまで来たけれども,更にその素粒子よりも,もっと根元なるものがある,と.それが分からんと言っているんですがね.
邪霊:その通りじゃ.ワシ等じゃからな.うん吾々のことじゃ.
高木:その根源はあなた方?
邪霊:霊波というものじゃ.
高木:素粒子の根元が,その,霊波ですね.
 ………
高木:その霊波というものは「心」が内容になっている訳ですがね,霊波というものは.
邪霊:(得意げに)その通りじゃ.念である.(再び演説口調になって声高く)要するにじゃな,人間が神の教えというものがあるじゃろう,その教えをな,素直に守っていると素粒子の奥が分かると言う事じゃ,分かったか.その教えそのものを知らずにな,素粒子の奥を知ろうということは矛盾であるということを悟りなさい.
野田:然り然り.
邪霊:な,分かったか.
高木:野田さんね,論文,前に書いてね,その「念子」ということをね,提唱した訳ですってね.将にその素粒子の構成の奥の念子ということを,この人は言い当てている訳ですよ.
邪霊:言い当てたんじゃない.それは我々の仲間が書かしただけの事じゃ.(野田氏の著書を指して) このこいつは分かっていないんだ.仲間が書いたんだ,あれはな.
高木:ところが,その念子と言う事だけを言っているのはまだ邪霊の存在であって,
野田:(途中に口をはさんで) 此処へ来て初めてその本質が分かりました.
高木:(続けて)宇宙創造神のところまで行かないと,念子それ自体は,
邪霊:(たたみかけるように)どんな正しい生き方であろうと言いながらもな,宇宙創造神の存在を知らないでな,仕事をするということは正しくないという証拠じゃ.今の学問を正しいと思い込んでいるものは,正しくない学問をやっているという証拠じゃ.
高木:今の科学というものは,その方法を,もう根本的に変えなくてはだめですね.
邪霊:その通りである.あれは,我々のな,オリオン文化だ.オリオン文化というものは,ある程度までは発達する.それは地球内の発達じゃ.地球外へ出ることが出来ないような文化である.それをだな,ああいうようなことになったということは,実に我々の間違った考えから,ああいうことになったんである.もうワシは今日は言う.
野田:(高木氏に) 現在,電子文化と言われていますね.あの電子文化が地上に蔓延っているということはもうね,オリオン文化の結末なんですよ.
邪霊:その通りじゃ.お前が要らんところでまた転向したものじゃな.(笑) しょうがないね.まあいいわ.ワシも転向したんだからな,仲良くなろう.転向同士じゃ.
野田:よろしく頼みます.
 ………


要するに,現代物理学では素粒子の奥にはクウォークがあるとされているが,地球の低級な三次元世界では実は邪霊の仲間であるところの念子という波動なのである.即ち,素粒子の奥はある種の意識体であるが,かなり低時空元で存在している.
 次に,これに関連して足立育朗氏の波動の法則の図とその説明を次に抜粋する.


  波動の法則 図表29 上:中性子,下:陽子と4つの電子

 「人間の『意識』が中性子で,『意志』が陽子ですが,その形態が正常であれば,正常な振動波を受信・発信している筈です.しかし実際は,56億の人の『顕在意識』が歪んだ振動波を出し続けている訳です.歪んだ振動波を出し続けていると,それに近い周波数の正常な中性子と陽子が,干渉を受けて歪んでいきます.そして今,事実として空気も水も食物も非常に歪んで来ています.」

足立氏は中性子や陽子電子が歪んでいるというふうに説明されている.地球人類があまりにも自我と欲を拡大している為に,地球上の全ての物質物体,鉱物・植物・光・水・土・雲を構成する素粒子であるところの中性子や陽子,電子が悉くどれも歪んでいる.即ち,邪な波動を受けてしまっているということである.正常な中性子と陽子であれば邪な波動に同調しない筈だ.更に,オリオン邪霊は「…人間が神の教えというものがあるじゃろう,その教えをな,素直に守っていると素粒子の奥が分かると言う事じゃ,…」と述べている.足立氏は神の教えであるところの調和と感謝が実践出来ていらっしゃるので,宇宙創造神と繋がり,素粒子の奥の様子がこのように直観で分かるという意味なのだろう.
 また,関英男先生は素粒子のことを「サイ情報系」と命名し,10^-40cm以下の超極微の粒子の存在こそがサイ現象を起こす根元であるとして論文や著書で述べて居られる.そのサイ情報系の粒子一つ一つが意識を持っていて,物体浮揚とか幽霊,予知など様々なサイ現象を生じさせる要因となっている.或いは,この三次元世界を邪神の意図するようなものに維持する為に,素粒子の一つ一つが邪な波動の意志の儘に動くように統制されているのではないか?そうやって,素粒子の世界に於ても我々は完全に邪神の支配下に措かれているように感じられる.もし,大神様の御光が素粒子の一粒一粒に直接届いているなら,地球文化はこんな低級ではない筈だ.
 以上のように,素粒子というものの本質は意識体とかある種の波動である.元々は宇宙創造の大神様から発した波動が大本であるが,長年月をかけて人間が気儘に我欲を起こして過ごして来た所為で,大きく歪んで来てしまったのである.このことが理解出来ないと真の科学には至らない.だが,素粒子の研究と称してとんでもない実験をして,地球の破滅を齎そうとする悪しき勢力の傀儡となり果てる自称科学者という馬鹿共が未だに存在している.

 

 

私は原子核物理学という馬鹿げた研究に一生を捧げようとする科学者連中に一言述べたい.御神示「島宇宙の形成」とこの「オリオン邪霊の告白」を何度も読みなさい.そして,今やっているその研究テーマ「原子核物理学」を明日から「サイ科学」に変更しなさい.

文献
1) 城戸 縁信:宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.105,pp.19-21,(1981).
2) 足立 育朗:宇宙からのメッセージ 波動の法則,ナチュラルスピリット,(2007).
3) 関 英男:サイ科学の全貌,工作舎,(1981).