武田鉄矢氏といえば言わずと知れた日本のテレビ界を代表する坂本龍馬ファンである.龍馬が生前組織したとされる海援隊という名を自身の音楽バンド名にしているくらいである.その武田氏に向けて,私は次のような文章を武田鉄矢公式サイトに書き込んだことがあるので紹介する.但し,一部を加筆修正している.

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 ラジオ番組「今朝の三枚おろし」について偶に聞かせてもらっています.大変為になります.洵に有難う御座います.特に,「翔ぶが如く,西郷隆盛」はYoutubeで2~3時間かかりましたが,まとめて聞きました.武田鉄矢さんの熱の籠った語りに思わず私も涙が零れました.度々出てくる「龍馬が生きていればなあ…」という嘆きの声には私も強く共感します.
 扨て,私はある縁があって月刊誌「宇宙の理」を購読しています.そのバックナンバーに畏れ多くも本物の坂本龍馬と思しき御霊様からの霊界通信が掲載されています.その中の一部を抜粋します.

    霊界浄化通信 (取次の補助器械と授諭者)

        坂本龍馬の霊の語り
        平成4年10月26日受信

 目の前がキラキラと光っている,それは海だ,スバラシイ海だ.海が好きだ,青い青いきれいな海が好きだ.私はよく海辺を歩いた,…土佐の海さ.私の人生は長生きは出来ないと思った.短い間にやらなければいけない事があった.体の中は何時もこれをしなければいけない,やらなければいけないと燃えだかっていた.ところが私が動こうとすると邪魔が出て来た.それでも私は突き進んだ.人間は長い間生きて少し物事をしようとする者,早い若い間に急激に何かをして去って行く者…私は強い者にぶつかって行った.
 霊界と言う所へ行っているけれども私の子孫はいない.子供はいない.家族も分からなかった.私は今,何処にいるのか余り分からない.死んだ時は目の前が血の海だった.切られた途端に今迄自分がやってきたことを何もかも忘れた.殺されたら終わりだと思っていた.生きているだけが私の人生だった.何時迄もやってきたことを覚えていたくない人間だった.頭もおかしくなってしまった.唯,思うことは何も考えたくない.静かに眠りたいだけだ.命を掛けて来た.命を掛けて…私は天に上るのだ.
 <あなたのお名前は誰がつけたんですか>
 龍と馬だ.龍は空を駆け巡る.神様がつけてくれたと思っている.……ガムシャラに駆け巡るり勢いよく死んで行くんだヨー.俺も頑固であまり人のことは聞かなかった.一直線に進んで来た,名前の如くだ.
 <今日は神様のお仕組でお呼びした訳ですから何なりととお話しください.>
 余り喋りたくない.ここに出て来られて明るい光を頂けた事で結構ですよ.今更,ああでもないこうでもないと喋っても,どうにもなる事でもない.自分のことはさて置いて人の為になる事が出来れば,と何時も思っていた.私は長生きは出来ないと思っていたので自分のやる事はこれだと思ってやっただけで,別に特別どうこう思われようとしてやった事ではない.何時の時代でも上の者は間違ったことを正しい事をしている様に……このような事ではいけないと思った.それに俺は立ち向かったんだ.話に出掛けて行った.仕切ってる奴だ,武家か….日本の国を背負って行く奴等だ.サイゴウ・タカ…タカ…まだ沢山いたが皆なくなってしまった.どこでも狙われていた.私達は平民を救う為にやった.向こうの方が力が強い,途中でみんな殺されてしまった.その後の事は分からない.
 私は宿に隠れたり,分からない所に身を隠していた.所が突き止めるんだ,相手が.俺の仲間としても,向こうに見方をしている者も入っていた.幾らか貰ってさー,金さえ出せば何でもやる時代だ.何時も何時も火花が散っていた.ゆっくりとメシを喰う暇もない,風呂に入る暇もない.何処からも狙われていた.正しい事をしようとする者が何でこの様に殺されなければいけないのか,と思った.
 <武士に談判して通じると思っていたのか>
 通じるとは思わなかったが,やらなければいけない事が自分にはあった.俺達が死んで後はどうなる,という事まで考えた.所がもう途中で終わってしまった.と言う事まで考えた.所がもう途中で終わってしまった.その後はどうなったか分からない.その後はその後で俺達のような人間が出ている筈だ.何時の時代でも,その様な人間が居なければいけないんだ.私の時代が本当に日本人らしい日本人がいた…正しく生きる者は強い.今日は有難う御座いました.霊界にいると言う事は生まれ変わってはいない.まだまだ私も修行しなければならない.
 <最後に何かお言葉を…>
 やはり正しく生きる事です.感謝で御座います…それしか御座いません.余計なことを幾ら喋ってもダメで御座います.自分のことに正しく生きて下さい.


 私はこの文章そのものと,この月刊誌を昭和時代のものから通して読んだときに,確かにこの通信は坂本龍馬本人であると確信するに至りました.龍馬は幕末のあの段階で死後彷徨い続け,確実に平成初期の時代まで我々と同じこの地上日本で肉体ではなく霊体の状態で生きていたということです.宇宙学の御神業に登場するとは俄かに信じ難いことですが,我々の想像通り,彼は志半ばで殺されたのが本当に無念であったということでしょう.
 その他,幕末明治維新で活躍した志士や偉人がこの月刊誌や宇宙学叢書集の霊界通信には多く登場します.現在はザ・コスモロジーが出版しています.
 武田 鉄矢 様ほどの超有名人であれば上記について多くの日本国民に広めることが出来るのでは,と感じている次第です.是非とも,上記霊界に関する話題について御一考賜りますよう,何卒,宜しく御願い致します.
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武田氏が翔ぶが如くを熱く語っている音声は次である.

 


実に熱が籠っていて素晴らしい.武田鉄矢氏ともあろう有名人が私のこのブログを訪問してくれたら嬉しいが….唯,武田氏本人からはこの私の書き込みに対する返答は未だない.
 なお,霊界通信についてはこれまで幾つか記して来た.

 

 

 

 

読者の方々も是非ともこの霊界通信を読み,現世で生きていく上での参考にしてみてはと思う.

文献
霊界浄化通信:宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.250-252,(1993-1994).