宇宙学教室における「御講義」とは御神示をしっかりと読んで深く内容を理解するということであろう.御神示については本ブログで既に大きく分けて32種のものを記して来た.神の御講義を聴く者はどのようにして救われるのだろうか.今シリーズは数回に分けて記す.我々地球人類が救われる条件を正しく理解してみよう.

  御神示No.33 「御講義を聴く者は救われる」 取次の神より

 宇宙一切必然にして偶然なきなり.今日の地球人類の大多数の者達は,己の生くる目的も知らず,況して宇宙の存在理由*1も知らざるなり.故に地球人類は如何なる道を歩むべきかも知らざるなり.
 是くして地球人類は数千年間の迷妄の道を歩み来たるも未だ是に気付かず,愈々誤りたる文明を築き,益々戦力を増大し,最早や終焉も遠き未来にては非ざる様相と相成りたり.
 今日の地球人類が築きたる物質文明は,精神的向上に逆行する文明なるが故に崩壊の危機に在るは過般に述べし如くなり.取分今回の物質文明*2の崩壊は即ち地球社会の生態系の壊滅にして,人類自体の死滅に繋がることを知るべきなり.
 此の地球人類が死滅より救わるる唯一の貫道は,地球全人類が唯々大神様の御諚を固く守り生きる耳なり.是を根幹として地球人の暮しを利他愛の暮しに転換し,今日の対立の社会を奉仕の社会と作すべく早急に是を築かざるべからず.
 偖て,大神様におかせられては,地球の天位転換に伴い,嘗て神霊と田原澄を通じて地球一大浄化*3を図られ,地球全人類に対し,「洗心」と「御諚流布」を命ぜられしも,今日の地球人類は殊の外心根腐敗為したる者殆どにして,自ら洗心為す者尠く,御諚流布に尽力為す者の尠きなり.
 爾の*4斎*5に直り*6,畏れ多くも宇宙創造の大神様におかせられては,「洗心の重要性も然る事乍ら,御諚流布のこと重要なり」と,惟の取次の神に命ぜられしなり.
 是くして惟の取次の神は御諚流布を一段と強化為すべく図らわねばならぬなり.斎に地球御統治の任に在る,天地の神と相協力し,此の度の重責を果たすべく意を新たにし,併せて汝等が守護神と称する高級霊人達や,四次元上級霊人達に通達し,一段と指導体制を強化すべく図らいしなり.此の事,汝等に告げ措くなり.(続く)


*1 宇宙の存在理由は人間進化の場である.
*2 「今回の」とあるのは過去に幾度も文明の崩壊があったことの意味
*3 故田原女史が神命に基づきオリオン星座のある惑星より地球に来て今日の歪んだ文明を築かせていた邪神を降伏させて,地球の浄化を図られた由来
*4 この
*5 とき
*6 あたり

<解説> (Shinmoedake2011による)
・宇宙一切は必然であって偶然はない.
・今日の地球人類の大多数の者達は自分が生きている目的も知らず,況してや,宇宙の存在理由も知らない.
・故に,地球人類は如何なる道を歩むべきかも知らないのである.
・こうして地球人類は数千年間の迷妄の道を歩んで来たが,未だこれに気付かず,愈々誤りの多い文明を築き,益々世界の先進各国が戦力を増大させ,最早終焉が遠い未来ではないという風な様相となっている.
・今日の地球人類が築いて来た物質文明は精神的向上に逆行する文明であるから,崩壊の危機に直面している.そうといった内容については以前述べた通りである.
・特に,今回の物質文明の崩壊は直に地球社会の生態系の壊滅と,人類自体の死滅に繋がることを知るべきである.
・この地球人類が死滅から救われる唯一の道は地球全人類が唯々大神様の御諚,即ち,「洗心」と「四句御箴言」を固く守り生きるだけである.
・これを根幹として地球人の暮しを利他愛の暮しに転換し,今日の対立の社会を奉仕の社会とするべく,早急にこれを築かねばならない.
・大神様におかせられては,地球の天位転換に伴って,嘗て神霊と田原澄を通じて地球の一大浄化を企図され,地球全人類に対し,「洗心」と「御諚流布」を命令された.
・しかし,今日の地球人類は物凄く心根が腐敗し切っている者が殆どであった.2023年に至っても状況はさほど変わらないどころか,益々悪化している.
・自ら洗心する者が少なく,御諚流布に尽力しようと努力する者が少ないのである.
・この現状を憂慮なさって,畏れ多くも宇宙創造の大神様におかせられては,「洗心の重要性も然る事乍ら,御諚流布のことも重要である」と,この取次の神に命ぜられたのである.
・こうして,この取次の神は御諚流布を一段と強化するべく,新たな策を企図せねばならない.
・現在,地球を統治する任に在られる天地の神と相協力し,この度の重責を果たすべく意志を新たにして,併せて我々が守護神と称している高級霊人達や,四次元上級霊人達に通達して,一段と指導体制を強化すべく取り計らって来た.
・この事,お前達(我々のこと)に告げておくぞ.

 今回は前置きである.御文にある「洗心」「四句御箴言」については以前話題にした.

 

 

次回は愈々その神々様が相協議して御決めになった「指導体制」の中身について説明がある.それにしても,取次の神や天地大神とは如何なる御存在なのだろうか.私がこの人生を全うして霊界に時空間移動をしたときに,そういった神々様と直に対面することが出来るだろうか.否,無理だろう.我々地球人類とは次元も経験年数も格段に異なる存在だから,霊界入りしても当分は現在の状況と変わらないだろう.相も変わらず,周りは宇宙学や波動の法則などの深いことを知らない霊魂に囲まれて当分は過ごすのだろう.しかし,今現世で生きている間に上記のような真の神の言葉に触れて生活できるだけでもこの上ない幸せである.実に感謝の日々である.

引用=城戸 縁信:御講義を聴く者は救われる,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.93,(1980).