地球環境の問題を十代の若者らに考えさせることは如何にも地球に優しいエコな態度だと誰しも思いがちである.環境の為にエコバッグを推進したり,炭素税を導入してCO2削減に取り組んだりといった活動は国際的なものとなっている.ただ,本質的な観点から述べると,この「環境」にはその星に棲む人間が発する想念波動が直接的に関係しているのである.しかし,このことを主流の科学分野にいらっしゃる環境科学の専門家に告げると腹の底からゲラゲラ笑われる.「化石燃料を使わないエネルギー源を求めるという態度は確かに地球環境をクリーンにするだろうが,人々の心の働きが環境に直接関係する等ある訳なかろう!!」と,そのお偉い大学教授先生は大声で反論する.ところが,次の御神示には何らかの真理が存在していることに気付く筈である.では,早速読んでみよう.

 御神示No.24 「人類の想念と環境」 取次の神より

 地球人類は其の多くの者達が古来より幸福と安寧を希求しながら,自らの起こす想念を正そうと為さざるがため,様々なる不幸と抗争の原因を作り来たるなり.地球人類が真の平和を求むるならば,先ず想念の働きにつき認識を深めざるべからず.
 宇宙は無限の発展なり.其れが仮令い*1如何なる発展段階に有ろうとも,自然物は原則として全体の為に益さざるもの一つとして無きことを知るべきなり.仮令此等猛獣たりとも,人類が其の猛獣性を観て自らを反省するならば,此の猛獣達,人類に反省の機会を与えたるものにして,其の猛獣性に意義無しとは申せざるなり.
 汝等地球人の中に些か*2疑う者有らん.若し此の地球全人類が一切の闘争心を捨て去れば,此の地上より軈て猛獣・毒蛇の類は消失すると神が言いたるを.ならば疑う者に告げん.若し汝等の暮らしの中に,不潔極まりなき想念を持つが故に,其の暮らしに悉く清潔を失いたりとせば,軈て其の周辺に不潔が充満し,間もなく其処には蠅*3・蚊の類が飛び交うなり.是,其処に住む者達の不潔の想念波動の結果なるなり.
 汝等が雰囲気と称する,その場に於ける名状し難き心に感受為す気配は,其の場に於ける諸条件より発したる波動を感受為したる作用なり.地球地上の雰囲気は地球人類の発する想念波動に拠る道理なるを理解せんや.
 凡そ人類が外界に認識せん諸現象は,その人類の起こせし想念波動の結果の表出なり.全人類意識が善念にて浄化され,其の浄化されたる意識の波動が全地球を被い,動物に植物に更に微細なる生物迄にも及びたれば,何ぞ其処に他を食む*4様相など有らんや.
 優良星界人達は如何なる闘争心も非ざるなり.彼等は仮令其処に猛獣が有ろうとも,如何なる敵愾心も些細なる恐怖心も懐*5かざりて,却って心に好意を懐くなり.故に其の猛獣は何ら危害を加えざるなり.
 彼等優良星界人達は其の猛獣も一なる大神様より分かち与えられたる生命波動の進化の,或る段階に在る友なることを克く*6知るが故なり.無論,優良星界には,その波長高さが故に猛獣・猛禽・毒蛇・毒虫の類は一切棲息為す能わざるなり.
 彼等は自己自身を傷付けざりて,他の何者をも傷付けることの不可能なる意味を理解為すなり.地球人類は猛獣は疎*7,人間同士が互いに身構えて暮らすなり.恐怖心・敵対感情是れ皆愚なる自己保存欲なり.無論,恐怖を与える行為,敵意を注る*8行為は,肉食獣と同様の低き心の波長なり.其の行為に拠りて世を汚せし者,来世の苦痛は一入*9厳しきなり.
 畢竟*10,地球上にて猛獣等の相食む様相の存在するは,是,猛獣そのものの本来の性質には非らざりて,地球全人類の闘争的精神波動の投射*11なることを知らざるべからず.
 是くの如く地球人類は自然環境と称する外界の事象は,人類の想念とは無関係なりとの概念を抱きつつ暮し来たるも,此の在来の愚なる概念を打破せざるべからず.地球人類は一方にて平和と安寧を求めながら,他方にて不調和と破壊の原因を作り来たる愚を反省せざるべからず.
  昭和54年4月19日 未明  神 示


*1 たとい
*2 いささか
*3 はえ
*4 はむ
*5 いだ
*6 よく
*7 おろか
*8 そそる
*9 ひとしお
*10 ひっきょう ⇒ つまるところ
*11 ⇒ 相手に欠点があるのは実は自分の欠点を相手に映して見ている事

<解説> (Shinmoedake2011による)
・地球人類の多くの者達は古来から幸福と安寧を希求しながらも,自らが起こす想念を正そうとしない為,様々な不幸と抗争の原因を作って来たのである.
・地球人類が真の平和を求めようとするならば,先ず自らが発する想念の働きについて認識を深めなければならない.
・宇宙は無限の発展である.
・それがたとえ如何なる発展段階に有ろうとも,自然物は原則として全体の為に役に立たないものは一つとして無いことを知るべきである.
・たとえ,ジャングルに棲息する猛獣であろうとも,人類がその猛獣性を観て自分の行為を反省するならば,この猛獣達の存在は人類に反省の機会を与えるものであって,その猛獣性に意義無しとは言えないのである.
・我々地球人の中に疑う者が少なからず存在している.
・もし,この地球全人類が一切の闘争心を捨て去れば,この地上からやがて猛獣・毒蛇の類は消失すると神が言ったことに対してである.
・ならば,疑う者に告げる.もし,我々の暮らしの中に,不潔極まりない想念を持つ所為で,その暮らしに全くもって清潔を失ってしまったとするならば,やがてその周辺に不潔が充満し,間もなくそこにはハエや蚊の類が飛び交うだろう.
・これはそこに住む者達の不潔の想念波動の結果なのである.
・我々が雰囲気と称する,その場に於ける名状し難い心に感受する気配は,その場における諸条件から発せられる波動を感受する作用である.
・地球地上の雰囲気は地球人類の発する想念波動による道理であることを理解できないか?
・大体において人類が外界に認識している諸現象は,その人類の起こした想念波動の結果が表れ出たものなのである.
・全人類意識が善念でもって浄化され,その浄化された意識の波動が全地球を覆い,動物や植物に更に微生物に迄及べば,どうしてそこに他を虐待して食してしまうような様相が存在し得ようか.
・優良星界人達は如何なる闘争心も持ち合わせていないのである.
・彼等はたとえそこに猛獣が現れようとも,如何なる敵愾心も些細な恐怖心も抱かないどころか,却って心に好意を持つのである.
・故に,その猛獣はその優良星界宇宙人に対して何ら危害を加えないだろう.
・彼等優良星界人達はその猛獣も一なる大神様から分かち与えられた生命波動の進化の或る段階に在る友であることをよく知っているからである.
・無論,優良星界にはその波動が著しく高いが故に,猛獣・猛禽・毒蛇・毒虫の類は一切棲息することはできない.
・彼等は自己自身を傷付けずに,他の何者をも傷付けることは不可能であるという意味を深く理解しているのである.
・ところが,地球人類の場合,猛獣だけでなく,人間同士が互いに身構えて暮らしているではないか.実に愚かで哀れである.
・恐怖心や敵対感情は全て愚かな自己保存欲である.
・無論,恐怖を与える行為や敵意を醸すような行為は,肉食獣と同様の低い心の波動である.
・その行為によって世の中を汚した者は,来世の苦痛は尚一層厳しいものとなるだろう.
・結局のことろ,地球上で猛獣等が共食いする様相が存在するのは,猛獣そのものの本来の性質ではなくて,地球全人類の闘争的精神波動の投射であることを知らねばならない.
・このように,地球人類は自然環境と称する外界の事象は,人類の想念とは無関係であるといった概念を抱きつつ暮して来たが,この在来の愚かな概念を打破しなければならない.
・地球人類は一方では平和と安寧を求めながらも,他方では不調和と破壊の原因を作って来た愚かな行為を反省しなければならない.

 今回の御神示には人間が発する想念波動が地上に棲息する動物や昆虫などに大きく影響することが詳しく述べられた.このことと,肉食の非についてはセットで考えて行かねばならない.

 

 

 また,神霊星界通信記録などには人類想念が気象にも大きく影響することが神の言葉として記載されている.例えば,大学共通試験の受験日当日はいつも大雪だし,卒業式の日は大体が晴れである.こういった事をデータ証拠をまとめて発表したサイ科学の研究者も極一部では存在している.また,金星や火星などの優良星ではどの地域も温暖で夜の内に小雨が降り,日の出と同時に雨は止み,極端な猛暑や極寒もなく穏やかな日々が続くらしい.
 兎に角,主流科学に関わっている世の大学教授連中は,「環境」をテーマにして研究をし,他のライバルを打ち負かして自身がその分野で世界的権威として君臨するというふうな我欲や野心・闘争心を執念深く持っている.しかし,それを直ちに捨て去らねばならない.これが出来ないなら麻薬密売を生業とする破落戸マフィアと想念波動のレベルで見れば同じく低級で実に愚者である.いつまでも従来の古い体質の地球ではないのである.2023年は将に天位転換の年である.

引用=城戸 縁信:人類の想念と環境,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.166,(1986).