故城戸縁信氏はこの御神示「天体運行の原動力」の最初に「はじめに」として次の一文を載せている．
「前略．この『悪想念・業想念が地球圏を覆っている』ことは後にセムジャーゼなどの通信によっても裏付けられているが『地軸がより不安定になっている』は，殆どの優良宇宙人が認めている．更に，地球が物理的な力によってのみ自転・公転しているという浅薄な知識を入れ替えねばならぬ．」セムジャーゼとはプレアデス星団にある星の人間で1975年頃にスイスのビリー・マイヤーが接触した優良星界宇宙人だとされている．
では，前回の続きを読んでみよう．
御神示No.8「天体運行の原動力」 取次の神より
汝等に度々告げし如く，三次元物質世界は，三次元に転生為したる生命の為の認識の形成に過ぎざるなり．物質の根源は此の表面に表出されたる物質には非ざリて，物質を支持為す処の波動に有り．汝等地球人類が起こす想念波動は，物質に直接影響為すには非ざりて，物質を支持為す処の波動に影響を与えるなり．是，軈て*1必ず物質に其の結果を見ん．
故に地球人類須らく愛念・善念を発し，悪想念を発する莫れ*2と申すなり．亦，核*3を取り扱う莫れと申すなり．斯くの如き地球人類の発する悪想念・過去より累積為したる業想念，及び核炸裂による悪影響等に対し，地球御統治の神々並びに諸神霊は，日夜其の悪影響の具象化を緩和為すべく努力を続け有り．汝等地球人類は此の事実を克く理解すべし．若し是を緩和なさざれば地球地上は既に数十年前より天災地変にて人類の棲息甚だ困難なりしを知るべし．
汝等地球人類は須らく感謝の生活を為すべし．愛念・善念を発するべし．愛念・善念は感謝の心と慰労り*4の心なり．地球全人類が此の心を発こし続けん時，軈て其の想念形に現れ，天体地球全体が潤い，温暖なる気候に転じ，降雨量に過不足無く，病虫害等一切無く，地球地上全域が豊かなる緑に包まれん．
昭和57年3月17日 神 示
*1 やがて 意味：一定の時間を経過した後
*2 なかれ
*3 核爆弾だけではなく，原子炉もよくないとの意味
*4 いたわり
<解説> (Shinmoedake2011による)
・度々告げてきたように，三次元物質世界は三次元に転生している生命の進化の為の認識の形成に過ぎない．即ち，肉体は本質の霊魂にとっては仮の宿である．
・物質の根源はこの表面に出て見える物質に有るのではなく，その物質を支持しているところの波動にある．即ち，人間のみならず動物・植物・鉱物・雲・土・水などの肉体や物質物体に宿っている霊魂という名のある種の波動こそが根源なのである．
・我々地球人類が起こす想念波動は物質に直接影響するのではなく，物質を支持している波動に影響を与える．
・これはやがて一定の時間をおいて後に，必ず物質にその結果が現れてくる．
・だから，地球人類は必ず愛念や善念を発しねばならないし，悪想念を起こしてはならないのである．
・また，核兵器や原子核エネルギーによる発電等を取り扱ってはならない．地球の過去の多くの文明は当時そこに棲んでいた人々の悪想念により核爆弾が炸裂した所為で滅びて来たし，別の惑星は全面核戦争も同時に勃発して，結局惑星自体が爆発飛散し粉々になった．この事は以前の御神示で示している．
・このように地球人類が発する悪想念や過去から累積して来た業想念，及び核炸裂による悪影響に対して，地球を統治しておられる神々並びに諸神霊は毎日毎夜その悪影響の具象化，即ち，現象として表れてしまうことを緩和するべく努力を続けて下さっている．地球統治の神様は以前は天照大御神であったが，今は天地大神である．
・もし，この悪影響の具象化を緩和しなければ地球地上は既に数十年前から天災地変で人類の棲息がかなり困難となっていたであろうことを知らねばならない．
・我々地球人類は必ず感謝の生活をすることである．そして，愛念・善念を発すること．
・愛念・善念とは感謝の心と労りの心である．地球全人類がこの心を起こし続けるとき，やがてその想念は形として現れ，天体としての地球全体が潤ってきて，温暖な気候に変化し，雨の量が各地域で均等になり，毒虫毒蛇猛禽類等は一切いなくなり，地球地上全域が豊かな緑に包まれるようになるだろう．
今回の御神示も含めて多く出てくる「地球地上」という語であるが，「地球」とすると地球の内部に住む高級な人種も含まれてしまうので，地球の表面に棲んでいるという意味を込めて「地上」とされているのであろう．ここにも地球空洞説の確からしさが浮き彫りになっている．地球空洞説は以前説明した．
それにしても，今回の御神示はかなり大きなスケールで天体地球について述べられた．惑星の自転公転はその惑星を統治しておられる神々様の調整によって行われていることが明示された．この事は地球物理学の稚拙さや視野の狭さを如実に表すものであり，最早宇宙の真の構造やシステムを説明することは明らかに困難であることを物語っている．そして，またもや核兵器を製造して弄ぶな，原子力発電所を建設するなどはやめておけ，という厳しい警告が発せられた．この御神示から既に40年経過したが，未だに日本には54基もの原子炉が存在し一部では稼働している．この実に恐ろしい愚かな状態をバカな日本国民はいつまで続けるつもりだろうか．
引用=城戸 縁信：天体運行の原動力，宇宙の理，ザ・コスモロジー，No.116，(1982)．