金継ぎに休み休み取り組んでいるけど、
すごいもの見ちゃった・・・ どうしよう。
修復師 : 繭山 浩司 親子。
「闇より来たる」・・・ってサブタイトル何。
繭山氏、よくそんなタイトル許しましたね。
事の始まりが戦後の闇市からだったので、そんなタイトルになったのだと思うけど。センス無さ過ぎNHK。
さて、番組冒頭から画面に釘付け。
本当に何事もなかったかのように佇む、修復された陶器たち。
それを見て夫が一言、
「もうイミテーションじゃん。」
彼は時々、核心を突くような事を言う。
して、私。
繭山氏が修復するために、
金継ぎを剥いでいくシーンを見て愕然。
更に、漆を溶かすためにドップリ溶液につける様に呆然。。。
「自分は今、何をやっているのか?」と切なくなった。
違うシーンでは
三代目:修行中の息子が、
太田光氏から依頼のあった器を見て「まずい」を連発。
要は、修復できないようなマズい継ぎ方をしているのだ。
漆の付きを良くしようと削ったり引っ掻いたりして、
表面の釉薬を削ってしまったのだと思う。
確かに素人目に見ても、雑な金継ぎだなぁとは思った。
「50年後、100年後に修復する時に、
きれいに割れた状態で渡せないと…」
の言葉にドキリ。
私のような、下手の横好きには特に。
抹茶碗の金継ぎは次の工程に行くはずだったけど
ちょっと、待つ。
私なりに、私らしさを加えて修復しよう。
漆も買いなおす。