今年は稀にみる暖冬で、スキー場でも雪不足が嘆かれてますね
学生時代お世話になっていたスキー場も雪不足ではあるみたいですが、ちゃんと滑れるみたいなのでホッとしています
さて今回は冬になると悩む人も多い「乾燥肌」について
加湿器や保湿クリームなど外からの対策と一緒に、鍼灸で中からの対策もしていきましょう
鍼灸治療ではまず、「なぜ乾燥しているのか?」という理由を深く考えていきます
その為には肌を診るだけでなく、体の状態がどうなっているのかを見極める事が大切です
乾燥肌になりやすい状態としては、「肺虚」「脾虚」「腎虚」の3つタイプがあります
●肺虚
東洋医学において肌の潤いを管理したり、汗腺の開閉を司っているのが「肺」だと考えられています。
肺の力が虚している(足りていない)場合、肌の潤いが足りなくなる事で乾燥肌へと繋がります
肺虚による乾燥肌では、下記のような症状を伴いやすいです
・深く呼吸しづらく、咳の症状がある
・鼻水が出たり、鼻の調子が良くない
・産毛などの体毛が以前より濃くなる
●脾虚
東洋医学において、食物から気や栄養を体に取り込む働きをしているのが「脾」だと考えられています。
脾虚では体に必要な気や栄養を十分に確保できない為、肌の栄養も足りなくなり乾燥肌へと繋がります
脾虚による乾燥肌では、下記のような症状を伴いやすいです
・食欲がなくなる
・足がむくみやすく、アザもできやすい
・お腹の調子が悪くなりやすく、下痢など便が緩い事が多い
●腎虚
東洋医学において「腎」は発育や生殖を司り、体に気を納める役割を持っています。
腎虚になると体に気を納める事が出来ずエネルギー不足になりやすいので、肌も艶や張りがなくなってしまい乾燥肌へと繋がります
腎虚による乾燥肌では、下記のような症状を伴いやすいです
・ストレスなど精神的な負担を感じやすい
・以前に比べ耳が遠くなったり、耳鳴りがするようになった
・髪の艶がなくなり、抜け毛などが気になる
このように同じ症状でも、体の状態によって治療すべき内容は違います
肺虚では呼吸器に関するツボを、脾虚では消化器に関するツボを、腎虚ではストレスや疲労に関するツボを加えて治療していく事が大切です
乾燥しているという結果だけに目を向けず、体の内側から改善を目指してみてはいかがですか
《夫婦で営む所沢の鍼灸院》鍼灸専門 志和治療院
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