みなさんは、日本が世界の中ででも睡眠時間が不足している国だという事を知っていますか
「睡眠負債」が2017年の流行語にも選ばれたように、慢性的に睡眠時間が足りていないと自覚している人が多いのが現状です
そもそも睡眠時間は7時間程度は必要とされていますが、実際に必要な時間は個人差があるので人によって異なります
自分に必要な睡眠時間を知る方法としては、起きてから4時間後に眠気を感じているか確認する方法が簡単です
起きてから4時間後は脳が最も活性化している時間だとされているので、この時に眠気を感じている人は睡眠時間が足りていない証拠になります
ちなみに睡眠不足と睡眠負債はどちらも睡眠時間が足りていない事を指す言葉ですが、その違いは短期間か慢性的かの違いになります
睡眠不足は1日単位など短期間の場合を指し、慢性的に睡眠時間が足りていない場合が睡眠負債です
また睡眠不足の場合は日中の眠気など自覚症状がありますが、毎日少しずつ溜まっていく睡眠負債は自覚症状が出にくく気づきにくいという特徴もあります
その為体のだるさや不調などの症状が出た時には、すでに多くの負債を抱えている事も珍しくありません
こうした睡眠不足を解消させるためにはとにかく寝る事が大切なのですが、週末に「寝だめ」しているから大丈夫と思っている人はいませんか
実は寝だめをしたからと言っても1日2日で睡眠負債は解消できるものではなく、それどころか体内時計を乱し体に負担をかけてしまう事がわかっています
私たちの体には体内時計、つまり「睡眠と覚醒のリズム」が存在しています。体内時計は起きて光を浴びるとスタートし、15~16時間後に眠くなってくるというのが基本的な働きです
それにも関わらず週末だけ朝遅くまで寝てしまうと、体内時計がスタートする時間が遅れ平日の睡眠にまで影響を与えてしまうことになります
こうした生活リズムの乱れは自律神経の乱れにも繋がってしまい、全身の倦怠感や消化不良、不眠症といった他の症状を引き起こすリスクにもなりかねません
そのため睡眠負債を解消するには遅くまで寝ているという寝だめをするのではなく、朝起きる時間を同じにして早く寝る事の方が効果的です
「早くは寝られないよ!」という人もいると思いますが、そんな場合でもまずは1度起きて日の光を浴びて、体内時計をスタートさせてから2度寝なり昼寝をすると体内時計を乱す事なく睡眠時間を確保する事ができます
これから夏休みにたくさん寝ようと思っている人もいたかと思いますが、寝だめをするのではなく早めに寝られるような生活習慣を身に付けられるようにしましょう
《夫婦で営む所沢の鍼灸院》鍼灸専門 志和治療院
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