帰省中のあれこれ。 | 冬のひいらぎ 秋のかえで*shinkuのレシピ&ライフ

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春休み、数日間、しゅうとちぃと私の3人で故郷・徳島に帰省していた。

 

**行き。**

高速バスで帰る行程で、のりばまでタクシーで行く予定だったのだけど、その日に限ってなかなかタクシーがつかまらず。

漸くやってきたタクシーの運転士さんが、よりによってその場所をよくわかってない人で、あさっての方向に連れて行かれそうになって焦った。

ほんとに、ぎりぎりで、高速バスのりばに到着。無事バスに乗車。

どきどきして過呼吸になるかと思った。

 

徳島は、普段の日常と、平行して存在している世界、みたいな感じ。

少し現実感がない、というか。

物理的な距離がそのまま心理的な距離になっている。

だから、徳島に行くと、逆にこっちでの生活がなんとなく遠のいて現実感が薄れる。

ママ友と話している自分や、PTAやら自治会やらに追われていた感覚が、ぼんやりとしてしまう感じ。

江國香織や梨木香歩がエッセイで同じようなこと書いてたな。

 

**はる。**

実家のわんこ。ペキニーズ。

はるに会うのを楽しみに楽しみにしていたちぃ。

 

**友達。**

1年ぶりくらいに地元の友達と会い、夜ごはんを食べることに。

夜に、子どもを預けて、(自治会会議・PTA会議以外で)ひとりで出かけるなんて、母親業始めて以来、初めて。9年以上ぶりか。

なんか、感動したわ。解放感にとまどう。

 

小中高一緒だった友達。

いまは書店勤務。

『ガイコツ書店員本田さん』読んだよー、と言うと、「そうそう、書店の内情、あんな感じ・笑」と言う。

 

もともと本はよく読んでいる子ではあったけど、書店勤務ということもあり、あの小説が気になる、あの漫画が良かった、あの作者の本が…と私が挙げていく本を、全部知っている。

そしてほとんど読んでいる。

素晴らしい!!!

 

大崎梢にはまってた話、穂村弘の『短歌ください』よかったよ、前に流行ってると教えてもらったハルチカシリーズ映画化になったねー、そういえば森見登美彦もね。最近はミステリーの平台が普通のとラノベのとその中間(?)と、昔みたいに明確な線引きされることなくいっしょくたに売られていて、なんかあれだよね、なんでもかんでもイラスト系の表紙は嫌なんだよー、ぎりぎり中村祐介とかカスヤナガトの表紙くらいならまだオッケーなかんじなんだけど(※個人の見解です)、でもイラストレーターさんの仕事が増えたと考えればそれはそれでよかったんじゃないかと思ったり。あぁそういう考えもあるよね、なるほど…。

有栖川さんも火村のシリーズどんどん出すようになったね、昔は出るの遅かったよね、『マレーシア鉄道』とかすごい待ってた記憶あるもん。そういえば麻耶雄嵩もドラマ化されるよ。

えっ、メル!?いや、メルカトルじゃなくて、『貴族探偵』ってやつ。あ、なんかその字面だけ見たことある。貴族の探偵だから、探偵が自分で推理せんのよ。なにそれ、メルみたいやん笑。

でも、原作が小説の実写化・アニメ化はもういいかな…。小説とドラマが別の独立した作品であると理解していても、どうしても無意識のうちに脳内で原作引っ張り出して比較してしまっているから、見ていてつらくて。でも火村のドラマはまだよかったんじゃない?うん、アリスが窪田正孝でよかったと思う。少なくとも、性別が男のままでよかったよ…『探偵ガリレオ』みたいに性別変更されなくて。

漫画はいま『デビルズライン』読んでる。あ、あれ、最近よく売れてるみたい。やっぱり?あと、『月に吠えらんねえ』が気になってる。萩原朔太郎が主人公で北原白秋とか詩人や文豪が出てくるやつ。知ってる、けど読んだことないや。文豪が出てくるといえば『文豪ストレイドッグス』が流行ってたよー。うん、それも前に1巻だけ読んだー、でも『月に吠えらんねえ』の方がなんか私気に入って。続き読みたいんだよねー買おうかなー。

 

最近はネット小説のファンタジーが流行ってて、なんらかの能力を持った現代の主人公が、異世界に行って活躍する、っていう似たようなのがいっぱいあって。それを20~30代くらいの人が結構いっぱい、予約購入していくんだよね。異世界に行ってつらい目に遭って、でもそこから這い上がっていく、というのはいまは流行らへんらしい。ああ、十二国記の『月の影影の海』の上巻くらいの暗さの?そうそう、本の中まで苦労したりつらい目に遭ったりする追体験はしたくないってことらしいよ。みんな現代の生活に疲れてるから、暗いつらい本は読みたくないってことかぁ。うん、そういうことらしい。でもそれ、ちょっとわかるかも。読後感嫌~な感じのミステリは、私ももういま読む気力湧かへんもんな…。

あ、ファンタジーといえば『八咫烏シリーズ』おもしろいよ!あ、最初の巻だけ読んだ。あのシリーズは2、3巻目がいい!是非続き読んで!

 

…と、まぁ一部だけども、ファミレスでこんな感じの話をしてきた。

自分が好きなものの話がめいっぱいできて、情報を得られて、とにかくラク~でいられる感覚。

ほんと滅多に無いなあ。久しぶりすぎた。

好きなものや好きなことはブログで書き散らしているけど、これが唯一の発信場所で、相互作用を想定しているものではない。たまに好意的なレスポンスをもらえると嬉しいけれど。

 

そういう会話に、もうずっと飢えていた。

そう、普段から、飢えている。

 

**ばぁばとしゅうとちぃと遊び歩く。**

神山森林公園のアスレチック。

 

しゅうは面倒くさがりで自分に甘く、あきらめの早いことも多いけど、これは、と決めたものに対してときどきものすごく頑張る。

40個あるアスレチック、クリアできるのが、着々と増えている。

ほとんど人がいないのがいい。

高槻のアスレチックもこのくらいの規模だったらいいのになぁ。。

神山ので慣れているから、高槻のアスレチックはものすごく狭い場所に密集していて、人も多く、なんかやりづらい。

 

しかし、この日、ものすごくものすごーーく寒かった。

翌日から本格的に風邪を引きこんで鼻とのどがピンチだった私。

まぁ、こどもたちは元気だったからいい。

 

とくしま動物園にも行った。

けど、スマホ忘れて行ったので、写真無し・爆。

 

**おいしいもの。**

たらいうどん。母としゅうとちぃと私で食べに行った。

おいしいーおいしいー。

ほんとにおいしい。照れ

実家にあったおいしいものたち。

イルローザのマンマローザ。

おいしい。好き。

なんかいろいろあったキットカット。

後日、日本酒のキットカット食べてみた。

ほんとに日本酒だった!

とら巻き。

子どものころから好きだった、虎柄のふんわり卵で白あんを巻いた和菓子。

ときどき食べたくなるのに、ないんだよなー、と思ってたら阿波銘菓だったらしい。

スーパーで見つけたので、嬉しくなって購入。

 

私、最近再認識したけれど、あんこより白あんの方が好きなんだよなー。

 

恒例、近所の安くておいしい焼き鳥屋さんへ。

平日だったので弟は仕事で行かれなかったけど、祖母、父、母、しゅう、ちぃ、私で。

みんなでわいわい食べていて…、ふと、じいちゃんが、もうすこし元気で生きていてくれたら、一緒にこの場にいたかもしれない、と思った。

日本酒好きだったじいちゃんと、一緒のお酒飲めたかもしれないなぁ、なんて。

しゅうやちぃがしゃべってるのを見て、にこにこ笑ってくれただろうなあ、なんて。

あかん、泣けてきた。

 

**弟が貸してくれた漫画。**

私が使っていた部屋の本棚に、『犬夜叉』ずらっと発見。よく売らずに残しておいたもんだ。

そういえば、しゅうに、こういうちゃんとした(?)少年コミック読ませたことないなあと思って、

「『境界のRINNE』描いてる人が前に描いてた漫画、読む?」

と差し出してみる。

私も久々に読んだけど、さすが高橋留美子は読みやすいなあ、読ませるなぁ。シンプルで、うまい。

たちまちしゅうもはまり、次々読むけれど、私が途中で集めるのを辞めたものだから、中途半端まところまでしか揃ってない。

1~16巻、そして17巻が無くて、18巻までしかない。微妙な…笑

 

で、弟になにか漫画ないか聞いてみるも、『ワンピース』も『名探偵コナン』も全部売り払ってないとのこと。

そして差し出してくれたのが

この三冊。

あれ、これ私が読む想定やね?しゅう用じゃないね?笑

「私が絶対手に取りそうにないジャンルというか、タイプの漫画だなー」

おすすめしてくれたので有難く読む。

 

で、なんかいちばん気になった入江亜季『乱と灰色の世界』のつづきを所望する。

いやはや…まさかまさか、6巻であんなに泣けるとは。

いや、言うほど泣いてないけど。どないやねん。

ちょっと泣いた。7巻でも。

乱に共鳴する灰町の人たちのように、乱の魔法にかかったように、悲しい悲しい気持ちが流れ込んできて。

 

なんか妙に心に残るんだ、この漫画。ストーリーも、独特の絵柄も、雰囲も。

7巻の分厚さに若干びっくりした。

いい漫画を貸してくれた。ありがとう。

 

**風邪ひいて帰る。**

頭痛と腹痛とを抱え、また高速バスにのり、3人で帰路につく。

淡路の室津でFM802がようやく受信できたときは嬉しかった!山添さんの声が聞こえたとき、ああ、金曜日だ。と。

 

おりばで降りると、どしゃ降り。気温低く、風も強く、傘も無し。

すこし雨が凌げる高架下に立って、タクシーを呼ぼうとするもまたつながらない。(辺鄙なところなので流しのタクシーなんてない)

しゅうとちぃが寒そうだし、歩いて帰れる距離じゃないし、雨だし、自分の体調も悪いしで、あの心細さったらなかった。

タクシー会社3社に、20回以上コールしてようやくつながり、そこからさらにタクシー来るのを待って、(またあんまり詳しくない運転士さんで家までの道を説明しながら)ようやく家に着いた時には心から安堵した。

しゅうもちぃも楽しく、帰ってきてやっぱり寂しく…。

また、たくさん思い出の出来た4泊5日の旅だった。

 

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