お盆は夫と子供たちと、私の実家に帰っていました。
実家に帰るたび、家の中の家具や洗面台、電気のスイッチの位置が、記憶にあるものよりも小さく、低い場所にあることに、毎回違和感を覚える。
小さいときに眺めていた廊下、壁紙、じゅうたん、見上げていた窓枠…、そのままがインプットされているんだなぁ。
頭の中や感じ方、考え方。
子どもの頃から何ら成長していないような気がして、あの頃を思い出して呑まれそうになる。
私の両親、弟、祖母、そしてしゅう、ちぃ、夫と、みんなで近くのうどんやさんにて、お食事。
お造り。
私は鯛が大好きです。
茗荷の下にある、透明な海藻(やじるしの)、玉造温泉の旅館の食事にも出てきて、旅館の方が「近海でとれるものなんです」、と説明してくれたものと同じ!
…なんだけど、残念ながら名前失念。最近記憶力がほんとにザルだ…
プチプチする食感。好きです。
こうやってちまちま前菜が並んでるの大好きです。こういう器類、欲しいなあ。
鹿児島県産うなぎのかば焼き。(ピントが合ってない)
めっちゃ脂がのって、ふっくらしてました。しゅうが気に入ってました。
天ぷら。
パプリカが甘くておいしかった!
お寿司。鯛とイカが好きです。鯛、鯛!
メインはこちら、たらいうどん!
徳島伝統のうどんです。(≧▽≦)
どんぶり鉢に入れるのでは味わえない、この独特の香りと味。
つけつゆにしょうがとごま(ごまは無い場合も)を入れて食べる、あったかいたらいうどん。
大好きです。
帰省すると食べておきたいもののひとつ。
帰省すると祖母が作ってくれるお手製のおはぎ。
あんこ星人のしゅうはいつももちろん大喜び。今回は張り切ってお手伝い!
ひいばあと、しゅう。
足元には・・
はるちゃん。本名、春鼓(はるこ)。名付け親は私。
ペキニーズです。
立派なおはぎができました~。
この重量、どっしり感。
”おばあちゃんの作るおはぎ”はこうでなくちゃ!
ばあちゃんの味、曾孫にも伝わっています。
* * * * *
そして、今年の夏のお盆、初盆でした。
今年1月に亡くなった母方の祖父と。
3月、奇しくもその祖父の四十九日法要で帰省していた、まさにちょうどその日に亡くなった父方の祖父。
年明けて、立て続けだったな…。
納骨には帰省できなかったので、お盆には絶対帰りたかった。
隣の母屋に住んでいた、父方のじいちゃん
庭で草木を手入れしている姿、水遣りをしている姿、田んぼに消毒をして歩いているところ、飼っていた犬が虫を追いかけたり自分の尻尾を追いかけたりしているのを、腰かけて見ている姿。
声も姿も簡単に頭に浮かぶのに。
あぁ、いないんだなぁ。
と
思うと目の奥が熱く痛くなる。
我が家の家族、家の前でみんなで迎え火。
母方のじいちゃんの仏壇は、母の姉の家にあって、そちらにも訪問。
すぐ近くにじいちゃんの曾孫たちが5人も暮らしているので、いつもわいわいきゃあきゃあと、にぎやかなのをにこにこして聞いてるんだろうな、と想像する。
倒れていたところを母が見つけて、そのときにはすでに心肺停止で。そのまま一人で逝ってしまったじいちゃん。
「じいちゃん、夢に出て来てくれんのよー…ねえちゃんの夢にも、ばあちゃんの夢にもじいちゃん出てきてくれたって言うのに、」
と帰りの車でつぶやいていた母さん。
いない。
当たり前に、いたのに
まだそこにいるような気がするのに、声も鮮明に思い出せるのに
もういない
という事実が、苦しく悲しい。
初七日、四十九日、法事。
亡くなった人の供養ではあるけれど、それらは残された人のためのものでもあるんだな、とおもう。
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