なんとなく生きていると
たまたまこの親に生まれたんだなーとか
たまたまこの土地に生きているとか
たまたま日本人だったとか
ぼんやりとしていることを、大切だなあ私は生かされてるなあと大事に意識するのは
やっぱり年配の方からお話を聞いたり
祖父母から昔の話をきくことだったりする
昔から、おばあちゃんっこだったり
看護師になってからもたくさんのご年配のかたたちにポケットいっぱいにお菓子をもらって
戦争の話を聞いたり
そんなふうにして歴史を感じてきたり駆け抜けてきた人生の匂いを感じ取っていた。
そんな私がね。
去年のおわりぐらいから、すごく日本人ってなんだろうって思うことが増えてきたの。
生活の一つ一つにそんな疑問はふっと香り立つ。
ある時、何気なく扱った布に、「それはとても貴重な麻で博物館にしまわれるぐらいの麻なのよ」っていわれた。
正直、麻布はガサガサしていて木綿のほうが肌触り好きだなーって思った
でも、そんなに博物館にしまうくらい日本人が大切にしている麻が気になって
『麻てらす~より姫岩と開き物語~』って映画を見てきた
住宅街に突然あらわれた居心地の良いカフェにて上映されました。
麻香炉
なんと麻職人さんが麻香炉をもってきてくれて
麻炭の香りを楽しみながら映画をみるというものでした。
内容は麻と日本人の歴史を中心に今の日本人と麻とのお付き合いへ。
麻糸を生み出す女たちと
意図を紡いで代々布を織り
つなぎ合わせた大きな布で生まれた赤子を包み込む。
糸と布は先祖が子供に残す財産だった。
昔からみんなが大事にしていた麻糸は生み出せる人が少ないようで
神社の祭り衣装が容易に修繕できないとことも…
でも、麻糸を生み出す後継者「より姫」たちの活動をみて
途絶えたと思う風習も
家族への想いも
復興することってできるんだなあと希望をもてました。
なによりも約60年ぶりに糸を紡いだおばあちゃんが
糸つむぎもつむぎ歌も覚えていて泣ける…
もうこの場面をみているだけで、この映画はすごく心をうたれる。
そして打たれた私ってやっぱり日本人なんですね(笑)
普段、意識してないけれどちゃんと日本人DNAはいってるんだなーと実感しました
日本人探求の旅、つづきそうです!
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