ジンあれこれ | 今日は何を飲む?

今日は何を飲む?

二人揃ってお酒好き!の夫婦が、行った店や好きなお酒、食べたツマミ等々、
お酒に関係することなら何でも話します~。

1029_タンカレー


以前、テキーラについて触れた記事 を出したことがあるのですが、
本日はジンについてちょっと触れてみたいと思います。
そういえば、昔にもジンについて記事にしたことがありましたが、
今回は思い入れというよりは、紹介的な記事ということで。


……


ジンの生まれ故郷はオランダで、1660年ライデン大学
医師であるシルヴィウス博士薬酒として開発したのが
起源と言われています。


博士はアルコール液にジュニパー・ペリー(杜松の実)を浸漬、
蒸留して解熱剤として薬局に販売させました。
その際、名称をジュニパー・ペリーのフランス語、
ジュニエーヴルにちなみ、ジュニエーヴル・ワインとしました。
これが後にイギリス人の間で縮まってジンという名称に
なったとのこと。


現在、ジンの主流は所謂ドライ・ジンと言われているものです。
とうもろこし、大麦、ライ麦などを連続式蒸留機にかけて
度数95度以上のグレーン・スピリッツを作り、植物性成分を加え
もう一度単式蒸留器で蒸留して成分の香りを溶け込ませます。


#蒸留機と蒸留器、誤記ではありません。念のため。


植物性成分(ポタニカル)としては、ジュニパー・ペリーの他に
コリアンダー・シーズ、キャラウェイ・シーズ、シナモン、
アンジェリカ、オレンジレモンの果皮、その他各種の薬草
香草類が使われますが、どれをどのくらい使うのかは
メーカーごとにノウハウがあるようです。


……


自分は昔からジンが好きで、それこそ写真にあるタンカレーを
ボトルキープしていた時代もあります。(笑)
今でもカクテルのベースとして欠かせないお酒で、
冷凍庫には2・3本常備しています。


ということで、有名銘柄及び好みのを幾つか。


タンカレー


写真にもある、個人的に一番好みのジン。
1830年にロンドン市フィンズベリー区の湧き水を利用して誕生しました。
マティーニはこれで飲むのが好みです。
(但し、しっかりと美味しいのを作ってくださる
 バーテンダーさんであれば、そこまで拘りません)

最近は口にしていないですが、蒸留器の番号に由来する
「ナンバー・テン」も美味しいです。


ボンベイ・サファイア


会社は1761年創業の老舗。
一般的にジンは数種の植物種子などのポタニカルをスピリッツに
浸漬して成分を抽出しますが、ここでは10種類もの高品質の
ポタニカルを銅製のバスケットに入れて、
そこに加熱して蒸気になったスピリッツを通過させることで
良質部分を抽出するとのこと。


ビーフィーター


1820年誕生。
名称はロンドン塔駐在の衛兵の通称から取られているとのこと。
40度、47度のドライ・ジンと、35度のウェット・ジンがあります。
普段、家で作るカクテルはこれがメインです。


ゴードン


会社は1769年創業。
香味付けの主体は、ジュニパー・ペリーとコリアンダー。


ブードルズ


1847年誕生。
ロンドンの「プードルズ・クラブ」にちなんだ銘柄名とのこと
ですが、ロンドン産ではなくスコットランド産です。


プリマス


イングランドの南西部にある英海軍基地プリマス港で
作られているジン。
57度のプリマスで作るピンク・ジンは、
お気に入りのカクテルの一つです。


シュリヒテ・シュタインヘーガー


ドイツ産のジン。ドイツ産は基本的にロンドン・ジンよりも
マイルドですよね。
ドイツだと、これをショットで飲んでチェイサーにビールという
のがよくある形。
自分も昔やりました。ビールをほとんど飲まなかった頃に
ビアホールに行くといつもこれ。
ショットの方を注文していくのは言うまでもありません。(笑)


……


ジンベースのカクテルについては…
お薦めも色々ありすぎて記事にするのが大変なので、
今までとこれからの自分のカクテル記事で代用ということで。(笑)


ちなみに今まで記事にしたジンベースのカクテルを幾つか

リンクで紹介しておきます。


ホワイトレディ

サンダークラップ

パラダイス

キス・イン・ザ・ダーク

レイニー・デイ

オレンジブロッサム

ジントニック