娘の自立を阻んだ母の後悔とは

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

この時期、大学生の親の中には、学校から送られてくる成績表が気になる人も。その理由は、単位を落としていないか、留年にならないかという心配。

 

志望した大学に入学したのに楽しんでいるようには見えない娘。不安を感じカウンセリングに来られる母親、この時期増えます。こうした状況の奥にひそむ母と娘の問題とは。ケースを取り上げてみます。

 

・志望校に入学したが…

 

一人娘には、さんざん手をかけてきた。稽古事、塾通い、お金と時間をかけ、私立受験で中高一貫校へ。そして、誰もが知る一流大学に入り、周囲からはうらやましがられ、母親は得意だった。今までの苦労が報われたと思っていた。

 

・バイトもせず友人もいない

 

憧れのキャンパスライフを娘は楽しむだろうと思っていた母親。しかし、ゴールデンウイークが終わり、サークルに入らないのかしら、バイトは始めるのかしらという母親の思いとはうらはらに、娘は講義が終わるとまっすぐ自宅に帰る生活。

 

そのうち夏休みになるも、友達ができた様子はなく、バイトもせず、ほぼ家にいる。

 

・夏休み明け、大学に行くのを行き渋り

 

夏休みも終われば、娘の様子も少しは変わるかも、という母親の期待は打ち砕かれる。朝、声をかけてもなかなか起きてこない。「大学は?」とたずねると、不調を理由に休むと言う。たまに行く日もあれば、4日間、家から出ないことも。

 

母親の方は、娘の生活態度に不安が増し、つい声を荒げてしまうことも。

 

「どうして大学に行かないの? あんなに行きたがっていた第一志望のところじゃないの!」

 

すると、娘が今まで見せたことのない怒りの表情で言い放った。

 

「違うでしょ、お母さんが希望したところでしょう!」

 

・娘の人生、レールを敷いてきたツケ?

 

それから、娘は母親を避けるようになり、大学にも行かず日々、自室にこもるようになった。

 

カウンセリングルームに来られた母親クライアントは、次のように話す。

 

「大学生で不登校なんて、どこに相談したらいいのかわかりません。私が今まで、ずっと娘の人生、レールを敷いてきてしまったつけなのでしょうか」

 

カウンセリングの冒頭では、これまでの娘との接し方について後悔ばかりの言葉が多かったが、それよりも、今、そしてこれから、ご本人が、どれだけ娘の人生と自分の人生を切り分けて考えられるようになるか、そこが一番大事だと指摘させて頂くと、ハッとされたようだった。

 

すぐに娘の状況が変わると期待するのは難しい。けれども、まずは、母親の、娘に対する自分の考え方を見直すこと。それが今、行動を始められる第一歩なのである。娘を変えようとするより、自分の思考グセを見つめ直すこと。それなら、ハードルが少し下がるだろう。そして、娘とどのように接したらよいのか、糸口が見つかるかもしれない。

 

少しだけ安堵した表情に変化した母親クライアント。カウンセリングで目に見える変化はこうしたところから始まる。

 

母娘関係改善カウンセリングについてのご案内はこちらになります。

 

娘と母親の関係、なぜ、こじれるのか。そこには、両者の性格傾向が絡んでいることも。

ご自身と娘(または母親)の性格傾向について理解してみませんか。母娘の関係は相性が影響していることもあるのです。

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母親を許せないのに、

断絶すると不安な娘の心理とは

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

子供の頃から大人になった今も、母親に暴言を吐かれ、傷つけられてきた娘。

「絶対に母を許せない」と思い、関係を絶つこともしたが、気持ちがおさまるとまた母に連絡を取ろうとする。こうした矛盾した娘の心理を、今回は取り上げてみます。

 

・絶対に許さないと断絶を決めたが

 

母親からさんざん、傷つけられ、二度と連絡を取るものかと、断絶を宣言する娘のケース、少なからずあります。

 

一大決心をして、まずは母親に通告。次にラインブロック、着信拒否。

 

妻と娘の間を取りなそうとする父親にも、「私はお母さんと連絡を絶ちます」とはっきり伝えます。

 

・落ち着いていたのが手つかず状態に

 

母親に断絶を伝えてからしばらくは、気持ちが落ち着いていました。もう母親からのあの嫌なラインがこない。朝、夕かかってくる電話もならない。

 

「あの人と話さなくていいんだわ。ようやく自由になれた」という解放感。以前は、スマホのラインを見るたび、ドキドキしていたのがなくなった。

 

外出先から帰って、留守電を確認することもしなくなった。気持ちがせいせいして、人生を取り戻したような感覚を味わいます。

 

ところが、1週間もすると、なんだかザワザワして落ち着かなくなるのです。頻繁に浮かんでくるのは母親のこと。

「母は、今の状況をどう思っているのだろう」

 

こうなってくると、何をしていても手につかない。スマホや電話の呼び出し音が鳴ると、心臓がバクバクして、すぐ取ってしまう。相手が母でないとわかると、ホッとする一方で、母ではなかった漠然とした不安が広がる。

 

・カウンセリングには抵抗があった

 

クライアントのAさんが私のカウンセリングルームに来られたのはそのような状態になってからのこと。

 

「カウンセリングに抵抗があって、受けるつもりは全くなかったのですが」と話し始めたA

さんですが、日常生活にも支障が出ていると感じ、この状況を何とかしたいということでした。

 

Aさんは、過去から現在も、母親からの暴言に苦しめられ、それが続いています。過去の記憶にとらわれているのではなく、現在進行形なのです。

 

Aさんが抱えているお悩みは、母親と断絶する決断をしたにもかかわらず、連絡を取らない状況になっていることに、不安があるということです。

 

・不安はどこからきているのか

 

今までの関係性、実母、Aさんの性格傾向を伺いました。そして、Aさんには、囚われの感情が心身の一部となって存在し、それが切り離されることに強い不安を感じていたのです。

 

これは、長年にわたり、支配されていた関係性から、Aさんは、母親の言うことが絶対だと思い込むようになっていたのです。

 

母親の暴言は、娘の私に対する愛情からくるものだ。私を正そうと、母親はあえてきつい言葉を投げかけてくれるのだ。それがなくなってしまったら、私は人としてやっていけるのだろうか。

 

つまり、母親と離れることを決めた一方で、この状況から解放されることに、抵抗していたのです。

 

・母のいない生活に慣れる

 

Aさんのケースは、自分が母親の暴言に囚われていた事実を認識する必要があります。そして、きついかもしれませんが、愛情からきている言葉ではなく、暴言であると認める気持ちの準備が必要です。

 

このプロセスを行うことで、自身がどれだけ、母親の愛情を得ようとしていたのかがわかります。しかしながら、それを望んだとしても、応えられない母親も存在します。

 

この点が、Aさんにとって、一番大事な部分です。そうはいっても、なかなか自分の母親がそうなのだとは受け入れがたいでしょう。心は必死に抵抗するはずです。

 

私のカウンセリングでは、事実を受け入れ、新たな視点で過去を見つめ直し、これからの方向性を見出すといったものです。

 

もし、貴女がAさんと同じ状況にあって、日々、悶々と過ごしておられるのでしたら、私のカウンセリングをご検討ください。

 

モヤモヤした中をさまよい歩く時間にどれだけかけられますか。1日24時間という人生のかけがえのない時間を大切にしてください。

 

母娘カウンセリングに関するご案内はこちらをご覧ください。

 

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一人暮らしの娘の「実家に戻る」に

複雑な母の胸中とは?

 

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

 

年末に帰省した娘が、突然「実家に戻る」と発言し、ざわつく母親。思いがけない展開に、母親、娘の本音が表に出てしまうことも。

今回のブログでは、想定外の事態で浮上した母、娘の確執を取り上げてみます。

 

・一人暮らしの娘が実家に戻ると言い出して

 

一人暮らしの娘が帰省して、「実家に戻る」とひと言。それに対して、一瞬固まってしまった母親。動揺を隠すものの、娘は母親の表情を見逃さない。

 

「お母さんは、私が戻るのを喜んでいないみたい」。娘の心に疑念がわきおこる。

 

一方、母親は、娘の帰省に、とまどいを感じる。

 

「母親なら喜ぶべきなのに、嬉しくない。なぜ、そう思うのだろう」

 

・早く休みが終わってほしい

 

「なぜだろう」、母親は自分に問いかけると、今までの思いに気づく。

 

「そういえば、帰省した娘の顔を見た毎回、なぜか緊張する」。

 

娘は帰省中、家事などは一切手伝わず、好き勝手にするので、母親の方が気を遣う。

 

「あれが食べたい、ここに行きたい、何を買って欲しい」と要求ばかりの娘。社会人なのに、支払いは全て母親任せで、感謝の言葉もない。

 

そんな娘に、不満を感じ続けていた母親。

 

偉そうな態度を取る娘に、「一日も早く、アパートに戻って欲しい」と思っていた。それが、またこの娘と一緒に暮らすのかと思うと、気が重くなる。

 

娘も感じる、母親のぎこちなさ

 

娘は娘で、母親の一瞬の表情を見逃さなかった。

 

「喜んでくれるかと思ったのに」。違和感を抱えながら、理由を探す。

 

「もしかしたら、私が結婚すると思っていたのかもしれない。実家に戻るということは、その見込みがなくなってしまったので落胆したのかもしれない」。

 

娘は、実家に戻る件について、母親が快く思っていないとは感じていない。当然、喜んでくれると思っていた。

 

もちろん、母親もそう思い込んでいたのだが、実際に娘が戻ることが現実になると、なぜか嬉しい気持ちより、ため息のようなものが出てくる。

 

「私は娘のことをどう思っているのだろう」。あらためて思いかえすと、娘を拒否したい気持ちがあるのに気づく。

 

・自分の気持ちを正直に感じてみる

 

お互いうまくいっていると思い込んでいる母娘も多いですが、状況に変化が生じたときなど、無意識の底にあった感情が浮上することがあります。今まではそれを無理に押し込んでいたのですが、隠せないほど強く感じてしまう。しかも、相手もそれに気づく。そうなったとき、両者の間に、深い溝があるのを始めて認識することになります。

 

別に、そのまま気持ちをやり過ごしてもいいのです。何かトラブルにならなければ。しかし、こうしたことは、先送りしても、必ず、どこかで問題が表面化します。

 

たとえば、娘の結婚や、出産など、新たな関係に変わるとき。その時になって、問題と向き合うのも可能ですが、こじれた関係がさらに大きくなる前に、カウンセリングという手段を使って、ご自分の気持ち、そして母親(または娘)と向き合う機会を作ってみてはいかがでしょう。

 

私は長年にわたり、母娘関係のカウンセリングを行っていますが、もう少し前に来られていたら、こんなに関係がこじれなかったのでは、というケースもいくつも目にしています。

 

今、ご自分の母親(または娘)との間にある違和感を小さく見積もらないことです。

カウンセリングを通して、相手に対するご自分の気持ちが明確になれば、今後、どのように向き合っていくのかといった具体的対処も考えられます。問題を修復できる段階にあるうちに、行動を起こす重要性を認識してみてください。

 

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