今月は

けっこう舞台や映画を観ているのですが



久しぶりに

「とんでもないもの」

を見ました!

https://www.ntlive.jp/vanya



「ワーニャ」


という映画。



チェーホフの戯曲に


一人芝居で挑んだもの。




俳優とは


ここまで人の感覚を操れるのか!?


という衝撃でした。




観ながら


頭の中で意味が外れて


ただ感覚の違いとなっていくのが


最高な時間でした!




アーティストとは


アートの役割とは



まさにこういうこと!



(感覚によって固定概念や意味を揺るがす)




一人の中で


違う人(質、意味)が


入れ替わり立ち替わり



固定点がない



演じている役者の実体が消える



でも物語は続いているので




登場人物それぞれの質のみが


空間に出ては消えて


流れていく




世界の捉え方が


シャッフルされ




私の頭の中では


人がシュルレアリスムとなる




世界レベルのセンスって


こういうことなんだな。




なんということでしょう!




私が目指す


抽象度を高めて表現する


身体表現や


シュルレアリスムも




その元になる

一つ、一人、一個は


細部まで明確な

役作りと同じなんだな


ということが

ちゃんとわかりました。



一つづつにちゃんと

物語からくる詳細な感覚が

宿っているから



それありきで


形を換えたり

組み合わせたりしても



厚み(深み)のある味を

維持できる力

を持つのだなと。



一つづつが高解像度だと

応用も可能になるし


別の感覚にも変換できる



人ではない

物や

触れられない感覚でさえ



まずは人の感覚で

具体的にする必要がある。




質の深さと
その種類の多さで

固定点は外れやすくなる



ワーニャをみて


では私ならばと

想いをめぐらす。



人物の感覚だけでなく


動物


もそこに入れて


入れ替わらせたり


組み合わせた姿も

見たいなと思った。


新作の種。


あたまの中で

キメラが育つ




とにかく

ワーニャは

アーティストに

オススメの映画!