今日は


上手くいくコラボレーションや


作品づくりなど


について。



よく


「コラボしましょう!」


とか


なるときがあるんですが



上手くいくコラボって


どういう状態になっているのか?


書いておきたいと思います。




私が


プロとして誰かに雇われるとき


まず掴まないといけないことは



「今回みんなで


どんな世界観を目指すの?」


です。



演出家の頭の中


原作があるものはその作者の頭の中



その世界観を


更に「引き立てるように」


お客さんに見える化する


ということです。



雇われる側は全員


スタッフです。


そこに合わせて作る。




「なるほどー、この人は


こういう世界観なんだな


で、目指す方向はこの方向か!



じゃあ、頑張って


この世界の住人となって


同じ方向を目指すパーティとなろう」



ってそこに参加するんです。



作品に雇われる場合


やることは明確なんですが



コラボ


となると難しくて



そこにいる人が


どんな世界観を目指してるのか


不明確になりやすい。




上手くいっているときとは



同じ海の中にいる


違う種類の動物



例えば、カメとサメ


みたいになって


泳いでいるわけ。



🤣



カメ🐢と


サメ🦈って


それぞれ違う種類の生き物ですよね



でも2匹とも


「海の中にいたら」


違和感なくなりますよねー




主役は


カメでもサメでもなく


「海」



2匹が表現するもの



その周囲の海なんです。




「その海の良さ」(世界観)が


深まり、伝わることが


上手くいってるって事。




一つの作品なら


その世界が伝わるように


全員が様々な形で


表現するわけなので



ただ、技術が上手いとか


自分の世界観を持ってる


というだけではダメで



「自分ではないその世界を


深めるように


個人個人が表現を


そこに寄せる必要がある」



そして


それに相応しくない表現はしない。



だから


ボキャブラリーが必要なんです。




あと


あなたが猫🐈だとして



猫が海の動物とコラボして


海を表現するならば



水が得意じゃなくても


泳がないといけなくなります。



それができないと


違和感になってしまうから。




日本にいるのに頑なに英語で話してるとか


アメリカにいるのに


頑なに日本語で話してる人がいたら


世界観に、まとまりがなくなるのと同じ。



「その国に合わせろや!」


ってルールは


お互いのものなのよ。



合わせるものによっては


そこで違和感をなくすためには


世界観を理解して


頑張らないといけないのよ。




コラボが難しいのは


お互いにその目指すイメージが


不明確なままの時。



それぞれ


になってしまいやすい。



お互いのイメージは


噛み合わずに



ただそこにいて


それぞれの技術部分を置いてるだけ


に見えてしまうのよね。



それぞれの素材は良いのに


もったいない


って状態になる



「おれはこういう表現だから!」



世界観を譲らないならば



成り立たせるために


それ以外の人が


そいつに合わせるしかないのよ🤣



じゃないとお客さんは


共通の世界観を


感じとれないもんね



そしてたぶん俺も


それが出来ていない頃は


周りの人に


迷惑をかけていたんだと思う🙏



どんな個性も


アドリブも


提案も


コラボも



ただの違和感になるか


良いアクセントになるか


リードできるかは



目指す方向


世界観の共有からで



その共有してる世界観を


深められるかどうか


なんだよなー。