今日は予定していた店が休みなのでたまたま入ったイタリアンの店をご紹介します。
403ギャラリーから、新宿通りを超えて東横インそばのビルに飲食店が数件並んでいます。


「味わい酒場」の看板に押されてちょっと目立たない隣の店。

ここまで寄ってもまだ店名もわかりません。ここは何屋さん?

控えめなメニューボード
オーニングの陰にはちょっと暗号めいた「Y」の文字。Y-ypsilonだって。

メニューボードをよくよく見るとどうもイタリアンらしい、、でも字が小ちゃくて読む気がしないなー

ほーっ!ランチメニューあります。
本日のパスタが3種類。OK!!

店内は意外と普通に秘密めいたところもなくむしろ明るくキチンとした感じです。

入り口に4人用テーブル席がありますが、カウンター席と2人用テーブル席合わせて15,6人入れるコンパクトさが居心地良さそうです。

カウンター席にはずらりと若めのビジネスウーマンっぽい方々が既に着席されてます。

同行のY社長、キッチンを見るなり「ステンレスがピカピカに磨いてあるね!」といきなり感心してます。

確かに清潔感が漂う店内です。
女子客が多い理由のひとつかな?

さて、ランチメニュー

パスタの他にメンチカツ、カレー、ラザニアもあります。
Y社長は「ボロネーゼ ¥1,200」
私は本日のパスタ「魚介のペペロンチーノ \1,300」
いずれもサラダ、ドリンク、ミニデザート付きです。

ランチメニューの裏にはティーメニュー。
ソフトドリンク、ビール、ワイン全部\600

店内を改めて見回すと、壁には海外旅行で入手してきたような飾り皿やら風景画の小品の額が。レイアウトをしっかり考えたっぽい感じ。

手書きメニューの黒板はワインのコルク栓で縁取り。趣味で手作りしたみたい。

キッチンの壁にはカウンター席の客のためにTVスクリーン。
今、映っているのはブラジルの旅モノのようです。


さあ、きました。
まずはサラダとドリンク(りんごジュース)

そして、Y社長のボロネーゼ。フォカッチャも二切れほど。

パスタはフェットチーネという平麺ですね。
ソースとチーズもたっぷりかかって美味しそう!

はーい、魚介のペペロンチーノもきました。

こちらもフェットチーネ。
エビ、タラ、カキ、それぞれキッチリ存在感を示すほど魚介になっています。

ボロネーゼもペペロンチーノもまずまずのボリュームで丁寧に調理されていて、家庭的な温かみも感じられます。ペペロンチーノも思いの外マイルド。サラダのドレッシングも同様ですが、いずれも塩分控えめなとってもヘルシーな印象です。
かと言って、薄味というわけではなくて味付けはしっかりしていて美味しいです。Y社長も同様の感想でした。

お陰で最後まで飽きることなく一気に完食!
ふと、パンの小皿に洒落た花の絵が描いてあるので、裏を見たら「Lindner]
Handarbeit(ハンドメイド)のGermanyとありました。ふ~ん




帰り際に気がついたちょっとユニークなハンガーバー。
これは海岸で拾った流木を使って創作したとオーナー(らしき人)が、教えてくれました。


どうも外観は地味で控えめではありますが、このイタリアンのお店、ものづくりの好きなオーナーの人柄を感じさせる個性的なお店だということがふつふつと感じられてきました。

きっと、海外旅行好き、または欧州に滞在経験のあるオーナーの思い出の品々が店のインテリアの隅々まで彩ってるに違いない、、と勝手な妄想が広がってしまいます。
ほんの一瞬ですが、新宿の慌ただしいランチタイムから逃れる居心地のよいレストランでしたよ。