市鹿野は白浜から小一時間ほどの山間地。ここのお茶は一般的に川添茶と呼ばれています。
去年は萌芽が全国的に遅く、この頃はまだ芽がちらほらとしか出ていなかったけど、今年はここも例年より早い時期に最盛期を迎えるそうです。
今年は伸びるのが早いから摘採期に合わせるのが難しくてよ~と今までに作ったお茶を見せてくれる上村さん。でも霜害もなく4月初めの寒さを抜けてから順調に育ってきた市鹿野の茶葉は例年以上に味がのっていて荒茶とは思えないほど落ち着いてまろやか。
揉捻に時間をかけて丁寧に揉む上村さんのお茶は荒茶でも艶があり滑らかに滑るお茶です。
これ仕上げたらすごいお茶になるでしょ!といきおい私のテンションも上がります。
そう、上村さんのお茶は磨きに磨くホイロ仕上げですから。
手揉み茶、煎茶、釜炒り茶、白茶、紅茶、天日干し茶etcあらゆるお茶に加工できる技術を持っていながら奢らない人柄。
チャを奥深く知りながらも、日々探究を怠らない上村さんの作るお茶は静かな美味しさに満ちています。




