最近パン工場で、いろいろと騒動が起きていますが、今回はそのニュースの概要と食生活の見直しについて記載します。
敷島製パンにネズミ混入
先日、敷島製パン(PASCO)の食パン「超熟」に「クマネズミ」の一部(5cm程度)が混入されていたと発表して、10万個を自主回収すると報じられました。(yahoo news)
超熟は「余計なものは入れない」ことをウリにしていましたが「余計なものが入っていた」として、SNSでも話題になっています。
今回の件は、ネズミが生息しているような工場で食パンが作られていたのか、という食品衛生上の問題もさることながら、「ネズミの肉片?」が存在していること自体が異常です。
敷島製パンといえば、いちはやくコオロギ食を推進し、食用コオロギパウダーを使用した「コオロギパン」を販売しましたが、結局、多くの消費者から批判を浴びていました。
今回の不祥事は本当に「ネズミの一部」だったのか?、もしかしてコオロギの欠片だったのでは?と疑われないよう、第三者による調査を徹底してほしいものです。
ヤマザキパンで消費期限偽装
山崎製パン工場の元従業員による告発があったものです。
「注文を受けてパンを製造したものの、発注元が在庫を抱え過ぎていて、“やっぱりいらない”と言われることがあります。
そういう場合、手作業で商品の袋を全部開封してパンをベルトコンベアーに流し、翌日の納品分として包装しなおすのです。
当然、消費期限の表記も繰り越されます。1回に包装し直すのが100個や200個という数になることもありました」
この手法で消費期限偽装が行われていたのは、主に「デニッシュブレッド」で、2~3日に1度ほどのペースで行われていたという。(デイリー新潮)
消費期限切れの商品を破棄すると損失になるが、商品を売ったら利益になるので、『消費者にバレなければいいや、こっそり付け替えてしまおう』という心理がはたらいたのでしょう。
商品を選んでくれた消費者を騙してでも、自分たちの利益を優先する企業体質と言えます。
どこだかの政治家と同類ですね。
食生活を見直そう
パン食は手軽なために、朝食や昼食として食べている人も多いと思います。
そして、私たちの身の回りには、小麦を原材料とする食品で溢れかえっています。
パン、うどん、パスタ、ラーメン、ひやむぎ、ケーキ、ピザ、お菓子など。
これら小麦を原材料とする食品自体が身体に良くありません。
なぜ、身体に良くないかというと、
小麦粉は水を含むとベタベタしますが、それは小麦に含まれる「グルテン」によるものです。(グルテンはラテン語で「糊」が語源)
グルテンは消化されにくく、タンパク質で分解されにくいため、便として身体の外に出にくく、小腸の粘膜にベタベタ貼り付いて異物となってしまいます。
その結果、消化と吸収の作用が妨げられるばかりか、粘膜が炎症を起こして腸内環境を悪化させます。
つまり、小麦食を食べると、腹持ちが良いのは消化が悪いためで、腸内環境の悪化によって、便秘や疲労を始めとする慢性的な不調に陥ってしまいます。
テニスのランキング1位のN.ジョコビッチ選手は「グルテンフリー」の食事を心がけててからパフォーマンスが良くなった、と述べているのは有名です。
米国のDS達は、戦後、日本人の食生活を米食から小麦食に変えてきました。
それは、米国産の余った小麦を日本売りつけるためだけでなく、日本人を弱らせて病気がちにするために小麦食を普及させたといえます。
ヤマザキパンや敷島製パンなどのパン製造会社は、DSの片棒を担いでる会社です。
そして、私たちの多くは、小学校の給食でパンと牛乳を食べさせられ、その食習慣が大人になっても続いています。
TVのグルメ番組は小麦食や肉食が多く、外食メニューについても小麦食(ラーメン、うどん、パスタ)や肉食(とんかつ、牛丼、焼肉、ハンバーグ、ステーキ)が目につきます。
今やどこの病院も、人で溢れかえっていますが、それは小麦食や肉食を中心とする悪い食生活が一因ではないでしょうか。
やはり、健康維持の秘訣として食事が最も大切で、玄米(米)、納豆、味噌汁、梅干しを基本とし、海藻類に、野菜や果物などの植物性のものを中心とするのが望ましいと言えましょう。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。