トラブル続きのマイナンバーカードですが、6/21の国会閉会会見で、岸田総理が次のことを明言しています。
「デジタル社会のパスポート」「改正マイナンバー法は『デジタルパスポート』を推進するもの。(会見抜粋)
マイナンバーカードを急ぐ背景には、やはり、WEF(世界経済フォーラム)やWHOが推し進めている「Digital ID」とリンクしていることが、はっきりしました。(WEF)
トラブルの原因
マイナンバーカードは、
・マイナンバーに他人が登録されていた
・他人の銀行口座が紐づいていた
・他人の年金記録が閲覧できる
・医療費10割請求された
・他人の障害者手帳の情報が紐づいていた
など、トラブルが多発していますが、特に、「他人の銀行口座」と紐づいていたというのは、大きな問題です。
デジタル庁の説明によると、その原因は、
マイナンバーの氏名情報は、『漢字』で、読み仮名(カタカナなど)は登録されていません。
一方、銀行口座の名義は『カタカナ』なので、口座が本人のものかを照合することができないから、だという。
つまり、マイナンバーに他人名義の口座を入力できるようになっており、かつ、「漢字」と「カタカナ」といった登録情報の違いもあって、チェックできなかったと言い訳しています。
実は、1年前の6月に、政府のデジタル臨時行政調査会のメンバー(金丸氏)が、すでに、この問題を指摘していました。(yahoo news)
『カタカナ登録のないマイナンバー制度のまま銀行口座や健康保険証と紐づけたら、本人照合で問題が起きる』と。
デジタル庁は、こういった問題を知りながら、改善することなく放置していました。だから、起こるべくして起こったということです。
岸田首相は「マイナンバー情報総点検本部」を立ち上げ、総点検するよう指示を出していますが、
「走りながらの総点検はあり得ない。いったん、マイナンバー関連のシステムはすべて運用を中止してから、総点検すべきです。」(日刊ゲンダイ)
河野大臣の逆切れ
参議院 委員会で、委員から、河野大臣にマイナンバーカードのトラブルについて、質問しています。本来は、問題を起こしている当事者なので、丁寧に回答すべきところが、いら立って逆切れしています。
参議院 新マイナンバーカードについての
— ひで2022真実を追求 (@hide_Q_) June 24, 2023
河野太郎・答弁
都合の悪いことも逆ギレで逃れる作戦。pic.twitter.com/XIfnRSTzoo
河野大臣は、まったく答弁になっていません。
切れて逆上するということは、困難な時に、冷静になって考えることができない人物ということです。
これでは、上に立つリーダーとして失格です。
データの第三者利用
某TV番組に河野大臣が生出演された時に、次のことを述べていました。
「マイナンバーカードの国民の医療情報を第三者が使えるようにする」
つまり、マイナ保険証に紐づいた医療情報をJMDC(医療データ会社)や保険会社などの民間会社に提供するということです。
医療情報には、ワクチン接種可否、健康状態、投薬情報などが含まれるものと思われます。
過去には、マイナンバー情報の流出事故が発生しており、今後も個人の医療情報流出など、起こらないとは限りません。
しかも、マイナンバー情報は、米国IT企業のサーバで運用・管理されますので、国民の医療情報は、米国の製薬会社などへ横流しされると考えるべきでしょう。
マイナカード自主返納運動
問題山積のマイナンバーですので、既に、マイナンバーカードを作った人で、個人情報漏れなど不安に思っている人は自主返納することをお勧めします。
1)マイナカードに銀行口座などの紐づけをしていれば、マイナポータルで全て解除。
2)マイナポータルのアプリを削除。
3)返却するマイナンバーカードを持って役所のマイナンバーカード窓口へ行く
(本人による返却の場合、本人確認書類の提示は不要)
4)窓口で返納手続きの申請書に名前、生年月日、住所、電話番号を記入し、理由の欄に、例えば、『使わないので自主返納』と記入する。手数料は無料。
ただし、マイナンバーカードの健康保険証登録削除はできません。(厚労省)
(マイナンバーと個人医療情報とは紐づけられたまま)
以前のブログにも記載しましたが、コロナ禍を利用した「ショック・ドクトリン」として、マイナンバーカードを早急に推し進めようとしています。
ショック・ドクトリン成功のカギは、国民に考えさせないで、素早く政策を推し進めることです。
だから、政府としては、トラブルや問題があってもマイナカードを立ち止まらせるわけにいかないのでしょう。
しかし、これだけの問題が出ているのだから、解決するには、マイナカードを一旦中止して、問題を全てクリアにすべきです。
私たちは、「一旦止まれ」という意思表示のためにも、マイナカード作成した人は、自主返納するのが良いでしょう。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。