20歳以上で日本に在住している人(外国人含む)は、日本の公的年金である「国民年金」に加入が法律で義務づけられています。

 

  現行制度は国民皆年金制度の基礎年金部分(1階部分)に相当し、財源は社会保険料と国庫負担(租税)からなります。

(図;Moneyviva

  

 国民年金制度ですが、非常に厳しい状況におかれていることは、ご承知の通りです。

 

 国民年金制度

  現在の国民年金制度は、1959(昭和34)年に誕生しましたが、当時の男性の平均寿命は65歳でした。つまり、当時は年金をもらい始める60歳から5年程度で寿命をむかえる制度設計でした。

 

  退職後の5~10年を年金生活することで、基本設計されているのが公的年金制度です。

 ところが、今や平均寿命は男性が約81歳、女性は約87歳です。

 

 さらに、60歳時点での平均余命で見ると、男性は21年、女性は27年ですから、65歳で定年を迎えたとしても、そこから20~30年は生きることになります。制度設計当初の年金受給期間が5~10年だった当時とは、かなり状況が変わっています。

 

 しかも、知っての通り、少子高齢化が進み、働き手が減少しています。

 

 現在の年金実受給者数は約4000万人で、日本の全人口の約1/3が年金年金受給者になっています。

 

 資金の運用先

  国民から集めた年金資金は、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」で運用しています。運用規模は、世界最大の約200兆円となっています。

 

 年金基金の運用先は、平成24年(2012年)時点では、外国債券+外国株式の割合は合計約22%であったものが、令和3年には、国内債券の割合を大幅に縮小し、外国債+外国株の割合を約50%に、国内株式は25%にまで増やしています。

 

 つまり、リスク資産が約75%に膨れ上がっています。

 

(ソース;GPIF HP

 

  従来は公的年金の運用という性質上、安全第一の運用を行っていましたが、安倍政権の強い意向(アベノミクス)を受け、国内と米国の株式に積極投資する世界でも有数の投資ファンドへと変貌を遂げました。

 

  "ブラックロック”"バンガード"”ゴールドマンサックス"といったディープステート企業を通して外国株や外国債を運用しています。

 

  つまり、日本の年金資金は、ディープステート企業に人質として取られている状態です。

 

  2012年に第二次安倍政権が誕生して以来、日本株がどん底から這い上がったのは、国内債券として保有していた年金資金を日本株に振り分けたことが要因の一つでしょう。

  さらに、米国株上昇にも一役かったのでしょう。

 年金減額

  いま、年金受給者のもとに日本年金機構の「年金額改定通知書」が続々と届いています。「令和4年度の年金額は昨年度から0.4%の減額改定となります」という「減額通知」です。

 

 昨今、物価が上がっているのにもかかわらず、年金が減額されているのは、2016年の安倍政権下の法改正(年金カット法)によって、年金支給額は直近の物価高だけでなく、現役世代の賃金下落にも連動させる仕組みになったからです。

 

 18~20年度の現役世代の「実質賃金変動率」がマイナス0.4%であったため、これに連動して年金支給額も減額されたのです。

 

 「安倍元首相は、首相を辞めてからも国民に負担を強いる防衛費倍増を要求している。防衛費を倍増させるには、社会保障費を削るか、国債発行か、増税しかない。軍拡のために国民生活が痛めつけられる日本でいいのか、有権者は本気で考えるべきです」(五十嵐教授

 

 国民年金額例

 ある年金受給者の方が、twitterに年金受給額を載せていました。受給額の半分近くを税金でもっていかれ、2ケ月で74,663円の支払額とのことです。

 ただ、この方は、住民税を支払っているので、この他にも収入はあるようです。

 

 禁断の手か

  先進国を中心に少子高齢化がすすんでおり、年金問題がクローズアップされています。

 

  年金問題を解決するため、先進国の政府はワクチンという禁断の手を使ったのでは?と疑われています。

 以下のグラフは英国の事例ですが、ワクチンを3回接種した高齢者の死亡率が尋常ではありません。

 

 

 年金は当てにしない

  日本の年金資金は、ディープステートに言われるまま、外国株や外国債に年金原資の半分を振り分けられています。

 

 個人年金であれば、個人の責任でハイリスク・ハイリタ-ンを狙って利益を追求することもあり得ますが、国民年金をリスクにさらして問題がないはずがありません。

 

  何せ、闇の勢力は、経済を破壊しようとして、ワクチンやロックダウン、物価上昇、エネルギー価格上昇、サプライチェーン破壊を画策しているのだから、当然運用中の株価は大きな変動リスクの影響を受けます。

 

  運用が順調にいっているうちはよいですが、そうでない可能性も十分あり得ます。  

 

 このような状況で、将来、年金がちゃんともらえるのかと、老後の不安を抱えている人も多いと思います。

 

  だから、年金はもらえたらラッキーぐらいに考えて、今できることは、将来に向けて、無駄使いせずコツコツと貯めることでしょうか。

 

 もちろん、銀行に預けっぱなしでは、まったく殖えないので、自分のリスク許容範囲でドルコスト平均法で投資に振り向けたり、紙幣の価値が心配の方は、GoldやSilverなどの実物資産をもつのも良いでしょう。

 

  ただ、さらなる希望もあります。将来的に、NESARA/GESARAが発動したら、ベーシックインカムが支給され、お金の心配はなくなるともいわれています。

 

  そうなればよいですが、現時点ではまだ不確定要素が多いので、やはり収入の一部を貯金や実物資産などにまわすことです。

 

  本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。