ラーメンは、すっかり国民食となっており、有名ラーメン店では、開店前から行列ができているところもあります。

 

 ラーメンの味の決め手は、やはり「こだわりのスープ」にあり、そこが企業秘密でもあります。

 

 「食品のカラクリと暮らしの裏側の記事の中から、とあるラーメン店の裏側についてお届けします。

 

スープの味の秘密

  TVのグルメ番組なんかでは、ラーメン仕込みの舞台裏やライバル店との激しい闘いなど、悲喜こもごもな場面がよく見られると思います。

 

 しかし、TVで紹介される店は、大手食品添加物メーカーの化学調味料(味の素/うまみ調味料)を使っている店が多いのです。なぜなら、大手食品メーカーが番組のスポンサーの場合、気を遣い味の素(グルタミン酸ナトリウム)を使わない店はそもそも取材の選定段階から外されるという。


 行列ができる有名ラーメン店といえども素材そのものから出てくるスープだけではなく、かなりの店で味の素が大量に使われています。

 

 さらに、チャーシュー・煮玉子・メンマ・漬物にも化学調味料が入れられています。


 味の素社が発行する「オレの味を探せ!/ラーメン界のリーダーたちに聞く」の号に、有名ラーメン店の店主が自慢気に、『うま調』(旨み調味料~化学調味料)の使用をはっきりコメントしています。


 各ラーメン店とも悪びれたところがなく、堂々と『化学調味料』の味に頼っていることです。

 

 これではせっかく何時間も並んで待ったお客も、その味の決め手が「化学調味料」だったことを知ったら、ガッカリでしょう。
 

ラーメン店主のコメント

大勝軒 山岸一雄氏
元だれに『ハイミー』を入れて助けてもらってた。『味の素』の缶も持って入れたから両手の二刀流だ。これなしでは大勝軒の味は出せない。」

 

「スープの機嫌を見ながら最後にバランス良く『うま調』を加えれば、味をうまくまとめてくれる。」
 

 (補足;山岸さんは亡くなられておりますが、お弟子さん100人が味を引継いでおり、化学調味料使用の事実をお知らせします。)

ちばき屋 千葉憲二氏
「今入る素材は、絶対的に旨味が足りない。足りなければ『うま調』を賢く使う。適量入れると、びっくりするような味わいになる。」

くじら軒 田村満儀氏
「自分は『うま調』の味が好きなんですよ。使い方にもよるけれど、ラーメンに『うま調』を入れるのはいいものだと思います。丼に直接3振り入れます。」

 

「同じ味を自然の材料で出したら、びっくりする位のコストになってしまうしね。昆布なら、3倍は入れないとこの味は出ないですよ。『うま調』を上手に使えば、びっくりする位味の良いスープができる。」


なんつッ亭 古谷一郎氏
「個人的には、『うま調』がある程度しっかり入った味が好き。『味の素』をスプーン1杯、直接丼に入れてます。

 

「とんこつラーメンに『うま調』は欠かせないと、胸を張って言ってます。」

 

味の素のHP記事にも一部記載されています。

 

 『うま調』に頼るラーメン店がある一方、佐野実氏の「支那そばや」では、通販のラーメンでさえ化学調味料は一切使用してないそうです。ラーメンにかけて一本筋が通っています。

 

 全てのラーメン店ではありませんが、化学調味料が大量に使われているラーメン店が身近に存在しているという事実と、化学調味料を摂取した時の危険を知ることが、自分の健康を守ることにつながります。

 

 売れるために化学調味料を大量に入れるのではなく、消費者としては天然素材だけで味を引き出して欲しいと思います。

 

 もし、外食でラーメン店に行くならば、HPで調べて、天然素材100%または化学調味料無添加を売りにしている店を選びたいものです。

 

 本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。