今回は、食についての話題です。健康を保つには、食品添加物が入っている食べ物は避け、栄養バランスの取れた食事が大切であることは、耳にタコができるほど聞かされていると思います。

 

  しかし、疲れて帰ってきた時や忙しいときなどは、コンビニ・スーパーの総菜や弁当で間に合わせてしまいがちですが、やはり、できるだけ避けるべき食べ物のようです。

 

  スーパー・コンビニなどで売られている「透明袋入り野菜」や「レトルト食品」「加工食品」の実態についてお伝えします。

食品のカラクリと暮らしの裏側より) 

 

 

  透明パックの水煮野菜

  身体のためにと、手っ取り早くスーパーなどの透明パックに入った水煮野菜を食べても意味がありません。

 

  スーパに行くと、蕨(わらび)・薇(ぜんまい)などの山菜、きのこ類や筍(たけのこ)、茄子、あるいは大豆の水煮・調理済のコーン、さらには豚汁・けんちん汁用の大根・人参を細かく切った水煮、五目御飯の具など、透明パック・ビニール袋入りの野菜が所狭しと売っています。

  
このような野菜パックは、ミネラル・ビタミンなどの必須微量元素・水溶性栄養素が抜け落ちていて、少しも身体のためにならないのです。

 

  例えば、自宅で切った普通の茄子や牛蒡(ごぼう)を水に漬ければ、紫の汁が出たり灰汁が浮いてきます。

 

 にも関わらず透明パックの野菜は、入っている水に濁りがなく、透明になるほど洗い込んでしまったものです。水溶性の栄養素~ミネラル・ビタミン成分は、ほとんど抜け出ている証拠です。

 日本人は、和食を食べると健康的と思ってしまいます。

 

 こうした栄養のない野菜を摂ることによって安心してしまい、却って栄養がある本当の野菜を摂らない危険が指摘されます。

 

 成人だけでなく、児童・高齢者など栄養が大事な年齢層までミネラル・ビタミン不足が叫ばれます。

 

 百歩譲って食べないよりはましですが、蛇足ながら一連の加工された野菜はほとんどが中国産です。 

 

  加工食品は食品添加物の味

  スーパー・デパ地下の惣菜、コンビニ弁当、ファミレス、居酒屋チェーンなど外食の煮物・温野菜も、工場で必要以上に洗いまくります。

 

 さらに野菜の栄養が残っている煮汁は、全て捨ててしまいます。そして改めて、化学調味料や食品添加物で煮直します。

 店頭販売あるいは外食用は、時間の経過に伴う彩り・味・食感の劣化、保存性を考えて、大事な栄養素を捨てて食品添加物で加工する訳です。

 

 栄養素が入ったままだと保存が利かず、劣化も早いためです。

 

 従って、こうした惣菜やおかず類、また具沢山な釜飯・混ぜご飯・ちらし寿司・炒飯の野菜は、形や食感だけでほとんど栄養分はありません。

 

 冷凍食品・加工食品の挽き肉・細かい鶏肉も、同じように煮汁は捨てて食品添加物で煮直します。素材の味ではなく、食品添加物の味なのです。
 

  レトルト食品の作り方

  「レトルト食品」のパッケージを見ると、美味しく栄養満点に思えてきます。

 

 スーパー・コンビ二でも手軽なレトルトパックが人気です。レトルト食品は煮込んだ肉や野菜がそのまま袋詰めされたように見えても、説明を読み進めると皆様の概念が180度変わります。

 商品名はOOOプレミアムでも、中身は栄養やミネラルがほとんどない食材なのです。

 

 国内製造と明記されていなければ、中国で製造され、個装パッケージのレトルト食品の形にされる、あるいは食材の塊を大型の冷凍コンテナごと輸入する方法があります。

 

 どちらも食材は、中国現地で煮込み・味付けされます。(国内製造品以外)

 

 現地工場では、食中毒を防止するため野菜を必要以上に洗いまくります。

 

 この時点で、かなり栄養分が抜けています。肝心な内容は、肉や野菜を煮込んだ後、旨みや栄養がたっぷりの煮汁は敢えて全て捨ててしまうのです。

 そして、わざわざ化学調味料や食品添加物で煮直します。

 

 なぜなら栄養分が入ったままだと、保存が利かず劣化が早いためです。

 

 また外食や惣菜などの店頭販売も考え、時間の経過に伴う彩り・味・食感の劣化、保存性を考えると、大事な栄養分を捨てざるを得ません。

 

 栄養を抜くことによって長期保存が成り立つ、加工食品・レトルト食品の“宿命(さだめ)”なのです。
 

  加工食品は栄養の抜け殻

 レトルト食品は、ご自分の健康や大事な子供さんの成長には何ら役に立たず、却って栄養やミネラルの不足に陥ります。

 

 コンビニ弁当、外食チェーン店、市販の惣菜や具沢山なおかず類も、形や食感だけの“抜け殻”です。

 困ったことに、栄養やミネラルが一番必要な方の給食(給食センター調理)や工場食・社員食堂・病院まで、“栄養レス野菜”が、じわじわ浸透していることです。

 

 有名居酒屋が始めた高齢者・介護者向けの宅配日替食も、栄養・ミネラル不足ばかりだったそうです。

 

 コストの関係から、食品・食材メーカーが中国の加工食品ばかりを輸入することが元凶です。

 ところでコンビニ賞味期限切れ弁当は、豚などの家畜の餌にされます。

 

 笑ってしまう話は、畜農家はコンビニ弁当の餌だけでは豚が育たないため野菜や他の栄養分を追加するそうです。

 

 人間様は、豚の餌より酷い物を食している証拠です。

 味の源は、煮汁にあります。

 

 それを食品添加物に置き換え大量の調味料で補えば、味の奥行きがなくなり味覚の点からも問題です。

 

 添加される塩分・油脂分の過剰も気に掛かります。

 

 このような食事では、会社で頑張りが効かず子供も授業で頭が働きません。

 

 

 スーパー、コンビニ、大手外食チェーンで作られている、お弁当、お総菜、加工食品(冷凍食品含む)などは、見た目とは裏腹に、栄養分がまったく摂れないどころか、食品添加物まみれであると理解した方がよさそうです。

 

  特に、加工食品ばかりを食していると、カロリーはあるが栄養不足になるため、内臓脂肪がついてしまいます。

 

   次の記事にあるように、内臓脂肪を減らすには、ある栄養素が必要のようです。

 

  お腹周りが気になり始めたら、運動だけでなく、食べ物にも気を付けた方がよいでしょう。

 

  やはり、加工食品は補助的に使い、多少手間は掛かっても健康には、素材から調理する手作り料理が一番です。

 

  本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。