遅まきながら桜井識子さんの「神仏のなみだ」を読みました。

 

神仏に関する取材レポートは1章「昔の人の信仰心と小さな神仏」、2章「東日本大震災津波到達ラインと神様」、3章「イエス・キリストの真実」から成ります。最後は小説、「閻魔王庁ものがたり」です。

 

どの章も面白かったのですが、私にとって一番面白かったのは「イエス・キリストの真実」です。このブログにも書きましたが、私は昨年の11月にアメリカはセドナに旅行しました。その町で訪れたホーリー・クロス教会がまさに本の中に書かれていたのです。何の気なしに訪れたあの教会で、識子さんはなんとキリストと交信したのです!ちょうど私が訪れた約一年前にキリストがあの礼拝堂に降臨したとはびっくりです! それを知らずに参拝していました。

 

あの教会は確かに素晴らしい教会でした。アメリカの大都市にある、伝統的な建築様式で建てられた古い大教会とは異なる趣がありました。古い教会も素晴らしいのですが、ホーリー・クロス教会の現代的でシンプルな外観とインテリアも非常にきれいでした。当時の写真を探してきてアップします。

 

お堂は切り立った、荒涼とした崖の上に建っています。遠くから見ても、礼拝堂の十字が見えます。

 

礼拝堂の内部は巨大な十字を臨む厳か空間でした。両脇の蝋燭台には赤い小さなキャンドルがたくさん灯されています。

 

セドナは乾燥地帯ですから、敷地内にはこんなサボテンが生えていて黄色い花を咲かせていました。

 

識子さんが過去のブログ記事の中で、ご自分が古代のエルサレムに生きていたことを書いていたのを覚えていました。過去世の中で、彼女はキリストと接触する機会があり、その慈愛の大きさに感動されていました。私はその話が印象に残っていました。数年前、英国旅行中に台湾人の敬虔なクリスチャンの女性に会った時、荒唐無稽な話ながらも「日本の能力者がかくがくしかじかの経験をしていて、ジーザス・クライストはやっぱり偉大な存在なんだって言ってたよ」と話してみました。

 

クリスチャンは転生なんて信じていないかもしれません。でも、私の話を聞いた彼女は感心していました。「そうなの!本当にジーザスは素晴らしい、慈愛に満ちたお方なのよ!」と嬉しそうなリアクションを見せていました。

 

この本では、ブログの記事以上に詳しく、当時の過去世の思い出が綴られています。それプラス、交信した際にキリストが話されたお言葉も載っています。キリストの深い愛情や人々を救うための壮大な構想が書かれています。これ、英語に翻訳して台湾人の彼女や多くの外国のクリスチャンにも読んでもらいたいなぁと思いました!

 

識子さんはこれまで、日本国内の神仏について取材レポートをし、それを出版して多くの人に読まれています。これからは外国の教会についても取材をして、見えない世界から知るキリスト教の真実について書いたら、海外でも本が出版できるんじゃないかなと思います。キリスト教だけでなく自然霊やストーンヘンジなどの古代遺跡の取材も興味深いです(ただ、たちの悪いゴーストが出るような危険な場所には行かないでいただきたいですけど)。

 

既刊の本も十分に面白いですけど、海外で出版するには補足説明が多分に必要となり、脚注ばかりの本になる可能性もあります。なにせ、日本人には説明不要の「初詣とは」「お賽銭とは」「四十九日とは」みたいなことをいちいち説明しないといけませんから。それに日本の神仏について興味のある読者が海外にどの程度いるのかも未知数です。

 

 

私は桜井識子さんと同時代に生まれて幸せだと思います。彼女の著書を読んで見えない世界についてわかりました。私の人生のスタート地点は苦しみに満ちたものでしたが、彼女のお話のお陰で心が救われたこともあります。是非、彼女には海外でも情報の発信をしていただきたいものです。

 

最後に、アマゾンの読者レビューにリンクします。この章の中で、識子さんはキリストの活動期間について、通説と自分の記憶との食い違いについて言及されています。読者の一人が非常に長い感想文を書き、それが大いに有りうる説を引用を用いて主張しています。

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