検査はどこまで受けるべきか? | 竹原慎二 オフィシャルブログ

検査はどこまで受けるべきか?



2015年 年末
右足の太ももに痛みというか ピリッと突き刺さすような感じが気になり始めた



術後は結構足に痺れがあったのだがそれは多少残ってたが徐々に気にならない程度になっていた


年明けに定期検診が予約してあったからその時に今回は足まで広範囲に検査してもらおう 



それを前もって依頼しておきたいから病院に何度か電話をしたのだがF先生が不在なことが多く直接話すことは出来なかった

しかたなく伝言をしておいてくれるってことになった




年末は友人一家と一緒に家族旅行に行った



忘年会も沢山予定があったし




せっかくだから楽しみたい
 


足の痛みはひとまず忘れよう




2016年1月8日 


1年半検診



この病院は合理的システムにより 




主治医による診療の前に 採尿 血液検査 CT撮影をし


昼飯でも食べて時間を潰していれば検査結果が上がって主治医の元へ届く 



だからある程度の結果はその日のうちに聞ける 




ただし検査が出てから主治医に会うため 
もし追加で検査をお願いしたい時 あらかじめ連絡しておかないと いきなり看護師やレントゲン技師に 予定外の検査を追加でして欲しいなどと言っても 医師からの指示がないと出来ないと言われてしまう 



だから先に電話しておいた 



僕の依頼の連絡がちゃんと届いていたようで
いつもは骨盤あたりまでのCT撮影がこの日は足までの広範囲撮った




こういう連絡がキチンとされていると
この病院はちゃんとしているな~ってすごく安心できる




そしてF先生から診察室へ呼ばれた



CTで見る限り怪しい影はない 

けどCTにはある程度の大きさまで進行したものでないと映らない 



もしこれ以上の検査を求めるなら骨シンチという骨に転移があるかどうかの検査がある


希望するならやれるけど
どうするかは自分で決める



僕の足の痛みのピークは過ぎていた 

検査というのはどこまでやるべきか悩ましいところだ 



僕はこの一年に3~4回も検診のためのCT撮影をしてきた 


前年は抗がん剤の効果や手術のためともっと沢山撮った


これだけでもかなりの被爆量だ



転移をなるべく早い段階で見つけるには必要な検査だが被爆もやっぱり気になるところだった 




骨シンチも自分なりにに調べたがかなり被爆する検査だった


検査後半日は人との接触も極力避けなければならない


なんでもかんでも検査を受ければ安心ってわけでもなく 
その代償に被爆し新たな癌リスクを背負うということも忘れてはいけない




考えた末



結局様子見にしてこれ以上の検査はやめた 



それからしばらくして足の痛みは収まった





つづく




じゃあの。