数字
数字や統計に惑わされない
5年生存率 浸潤度 ステージ 再発率、、、
今はすぐに簡単に調べられてしまう
僕は初めて癌告知された時は
初期の上皮内がんだと言われた
5年生存率は90~95%
ステージ1
それから数週間後よ~く見たら一部進行し腫瘍化してるって言われた
そして病理検査の結果、腫瘍は浸潤しているって言われた
浸潤度はT2a
膀胱は全摘しなければならないが
それでもまだ5年生存率は80%あった
ステージ2
それからセカンドオピニオンに行ってみると
あくまで同じ検査結果を見ての判断にも関わらず浸潤度はもう少し深くT3に見えると言われた
T3の5年生存率は50%
ステージ3
その頃の僕は膀胱全摘ということもショックだったが
生存率が30%もダウンしたことにかなり凹んだ
サードオピニオン フォースオピニオンまで行った
検査データーを持って駆け回った
サードオピニオンでは最悪 何もしなければ1年と言われた
僕は浸潤度と生存率が気になってしかたがなかった
この画像はT2に見えるかT3に見えるかってことにこだわり、そこの医師らに詰め寄った
この30%の差はデカイ
そう思っていた
ここは見え方によってT2とT3とに意見が別れた
多数決でいけばT2派が多かった
だがそうこうしているうちに次に撮ったCTでリンパ節転移が2つ見つかった
膀胱癌の場合、転移があればもう浸潤度がT2だろうがT3なのかは関係なくステージ4に分類される
5年生存率はサイトによって違いはあるが25~33%と書いてある
僕の場合
T2~3 N2 M0
ステージ4
ってことになる
最初のTが浸潤度
次のNがリンパ節への転移の数
最後のMが遠隔転移があるかどうか
こういうのが簡単に調べられてしまう
僕は数字に振り回された
だがいったいこれに何の意味があるのだろう
所詮他人の集計だ
少なくとも自分はまだこの中にカウントされていない
極端なこと言えばたとえ生存率が80%あったとしても自分が残りの20%に入ってしまえば死亡率100%なわけで
どちらに入るかなんてわからない
だいたい僕は今までずっと良くも悪くも多数派になど属さない人生を送ってきたのだ
今更 こんな統計に当てはまるのか?
0%でない限り可能性はある
こういう統計って数字のマジックみたいなところもあるし
もう気にするのはやめよう
とは言いきかせたが
全く気にならないっていうわけにもいかなかったけど
統計とか確率って便利なようで厄介でもある~(ŏ﹏ŏ。)
つづく
じゃあの。