漢方外来 | 竹原慎二 オフィシャルブログ

漢方外来


2014年11月
テレビで自ら公表することが出来てある意味気が楽になった


もうコソコソする必要もない



事務所やジムにたくさん激励の手紙が届いた
放置していたこのブログにもコメントもらった


それが本当に励みになったし嬉しかった


公開したことで自分や家族が癌の闘病中だって人達からも癌にいいという情報も色々と教えてもらった



だから僕の闘病記がどれほど参考になるかわからないが
それに自分が体験したことしか書けないが
それでもいつかこうして闘病日記を公開しようと決意した




だんだん秋も深まり寒くなっていった



ますます体温を上げる努力をしていかなければならない



僕はテーブルの脇に体温計を置いてちょくちょく体温を測りメモしていた


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その頃僕はテレビ東京でやっていた「ホジュン」という韓流ドラマにハマてっいた


ホジュンは弱者や貧しい者にも分け隔てなく
治療を行う医者だった

まだ西洋医学がない時代の話だから漢方薬や鍼で治療する


ホジュンの師匠の言葉が素晴らしい
この師匠いつもいいことをいう


医者は患者を簡単に殺すことさえ出来る
どんな暴力や武器より恐ろしい力を持っていることを肝に銘じて医療にあたらなくてはならない

医者は病気を病気だけを観ればいいのではなく患者の気持ちが理解できてこそ心医になれる



ちょと違うかもしれないがこんな感じのことをいってた




本来プロ意識のある医者ならば皆そうであってほしいし患者はそんな心医に観てもらいたい




そんでその師匠、最後は胃癌で亡くなるんだけど遺言を残し
人間の身体の中
実際に自分の目でよく見て医療の為に役立てろとホジュンに自分の遺体を解剖させた

ホジュンは最後の最後まで自分を犠牲にしてまでも 貧しい人達の為に働いて死んで行く 涙  涙の物語だ


それで僕はドラマの影響もちょっとあったりして漢方薬をやってみようと思った


どこいけばいいかな〜って色々探して結局
K大学病院の漢方外来というところに行ってみた



僕は今までの手術や抗がん剤治療の経緯を紙にまとめたものを持参した
そしてここに来た目的は体温と免疫力アップだと言った

そこの先生にホジュン観てますか❔と聞いた

チャングムなら観ていたがそのドラマは観たことないな〜というので是非観てとお薦めしてきた


先生は僕の舌とか足の裏とか腹とかを見たり触ったりした


「十全大補湯」という漢方薬を試すことになった
これは癌のテッパン漢方薬らしい



効能は術後の体力増強や免疫力の向上と書いてある


あと「加工附子末」という薬も追加された

これは冷えによる痛みや麻痺、全身機能の低下に用いる薬て書いてある



試しに3週間分処方された

1ヶ月に一回来院し薬は微調整された


薬は一回分ずつパックになっている
1000ccの水を入れて弱火でコトコト
だいたい600ccになるまで約1時間煮詰める


作り方は病院でビデオを見せてくれる


作り置きは出来ないので毎朝女房が作ってくれた


部屋中薬草の匂いで充満した


それを朝晩半分300ccずつ飲んだ



出張などで作れない時の携帯用粉の漢方薬もあったが
できれば煮出した漢方薬の方が効果が高いといわれた



ちょっと面倒だが半年くらい続けた


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つづく








じゃあの。